裏切り者達に復讐を…S級ハンターによる最恐育成計画

みっちゃん

プロローグ 世界観説明

第0話 全ての始まり

西暦2100年 東京都新宿区

午前10時25分


新宿通りに突如として巨大なゲートが現れた。

その門はまるでギリシャ神話などで出て来そうな程大きな建物と共に現れ、新宿通りにいる人々の歩みを止めた。


「なんなんだこれ?」


「何かのホログラム映像か?」


「写真撮ってネット民に聞いてみるか」


ある者はその建物を見つめ

ある者は写真を撮り

ある者は電話で話をしている。


非現実的な事が起こっている為、皆戸惑っているのだ。


「…ん?」


「どうした?」


「いや…あの門の中から足音が聞こえるんだけど…」


「え?」


周りがうるさくて聞こえにくいが確かに何かの足音が聞こえている。


その足音は徐々に近づいてきて、音は更に大きくなる、それによって周りの人達も喋るのをやめてその足音の正体を見ようと静かになった。


ザ、ザ、ザ、ザ、ザ、と一定のリズムで響く足音が門の向こうから響き渡り、少しずつその正体が見えて来た。


「…人?」


「しかも…なんだあの格好」


「500年以上前の兵士達みたい」


その正体は門の向こう側の人間達で格好は中世ヨーロッパの兵士達の様な格好だった。




「何かのドラマの撮影か?」


「こんなドラマあったっけ?」


「何かのドッキリ?」


再び写真を撮り始めたり

ドッキリ番組のネタと思い込んでカメラを探し始めたり

どんな事をするのか楽しみで見てる者達もいたりと人はどんどんと増えていった。


そして兵士達は日本人に持っていた弓を🏹向ける。


「え?」


「あれ本物?」


「こっち向いてないか?」


ざわざわと驚き始めたのと同時に兵士達は弓を放ち始めた。


その矢は本物で日本人達は次々と矢で負傷していった。


「キャァァァ!!!!!」


「に…逃げろ!!!!!」


「痛い…痛いよぉ…」


それを皮切りに兵士達は剣を抜き、馬に乗っていた者達は駆け出し、空を飛ぶトカゲ…いや、飛竜に乗って空を飛び、人々を襲い始めた。


それが15年にも及ぶ日本との戦争の開戦の狼煙だった。


———————————————————————

最初は日本が優勢だった、

敵国は門の向こう側、

日本は自国の自衛と防衛の為自衛隊を門の向こう側に派遣、

約20万人が後の"ゲート"と呼ばれる門を潜り敵国と戦うことになった。


敵国の名前はマリール帝国

国土は地球で例えるとユーラシア大陸全土

約5492万平方kmと

大英帝国の約3370万平方kmを超える圧倒的な国土だった。


総兵力は約2000万人

圧倒的な兵力差であったが、文明の差で当初は勝てていたのだ。


しかし戦争から約1年後、日本は徐々に押され始めて来た。


兵力差は勿論のこと、

ユーラシア大陸分に自衛隊を展開する事も出来ず、物資や食糧不足、

そして最も重大だったのが、魔法や身体能力が高い敵が現れ始めたのだ。


門の向こう側には魔力と魔素が存在しており、異世界小説でよくある、魔力によって身体能力が上がる者達がいるのだ。


彼らの出現によって、日本は多くの被害を受けた。


しかし、開戦から4年後、

異世界とこの世界が繋がった事により、日本人にも似た様な者達が出始めた。


それが後に"ハンター"と呼ばれる者達だった。


彼らの登場により、日本側は再び優勢となり、マリール帝国は苦戦を強いられる事となった。


それでもマリール帝国は諦めず、

日本を新たな植民地とするべく戦いを続け、

更に10年もの月日が経った。


そして開戦から15年

マリール帝国はついに降伏

日本は多くの被害を出しながらもついに勝つ事が出来たのだ。


それから講和会議で日本国とマリール帝国の間で議論が交わされ

1.マリール帝国国土の半分の譲渡(帝国側)

2.マリール帝国との同盟(日本側)

3.賠償金の代わりとして石油、石炭などの帝国が使わない地下資源の提供(日本側)

4.お互いの捕虜の返還(両国)


などが条約として交わされ、日本国とマリール帝国の戦争は終わった。


被害については

日本国側

死傷者数約30万人

マリール帝国側

死傷者数約4000万人


と、第二次世界大戦の総死者数が約5000万~8500万人と推計されている為、たった2カ国でそれに匹敵するほどの凄まじい戦争だったのがよく分かるだろう。


第一次世界大戦では1700万人だったので

数だけで見れば圧倒的だろう。


そうして異世界大戦と後々呼ばれる事になる戦争は幕を閉じ、ひとときの平和が訪れたのだ。


———————————————————————

しかし5年後、新たな問題が起き始めた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る