価値ってのは内容で決まる5
「それで勝てるのか?」
ブラックが俺こと黒ヤギに聞いてくる。
「んー、五分五分…正味この世界のブラック…要するに黒野の実力がわからない。校長の強さから換算した場合強く見積もって今の状態の俺と同格が最大だな」
「その場合は勝ち目がないだろ」
「いや、相性を考えるなら問題ないはず俺の予想が正しければあいつの力は俺とは別…アン…アンチ…いや、…ンチだから…探知マテリアルだな!」
「それは一体何の能力だよ!」
え?違うの?
まぁ、でもブラックなら兎も角、魔法工学利用の黒野なら勝ち目はある。
ただ銀ヤギは自分の力を弱いと考えてる傾向がある。
「本来の強みを出し切れた方が勝つ。それだけの戦いだ」
「それは勝てないと言ってるのでは?おばか」
「あ、三谷、急にバカとは酷いな」
三谷が俺の隣に座る。
「そもそも、私と黒野で鍛えた理由って性質を見るためでしょ?微量ながら流れてる彼の力の」
「ザッツライト」
「うざいからその言い方やめて」
相変わらず解せん。
「まぁ、始まってみないことには今回の戦いはわからんさ」
「その通りだな、並行世界の俺というのもみてみたいしな」
「あなたたち二人はよく全く自分と顔も声も同じ人間に嫌悪感抱かないわね」
「「慣れだ」」
「本当そういうところ尊敬するわ」
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