第11話



「すみません。木の上で見ているあなたは誰ですか?」




え、?俺以外にも木の上から見てるやついたのか。


.....なわけあるか。俺だ。



...もう驚くことありすぎて、ここまでくると1周回って冷静になってきた。

とりあえず木から降り、この際気になったことは本人に直接聞けばいいかと半ば投げやりに考えていた。



いつから気づいてた?

そう質問しようと顔をあげ、目の前にいる女をみた。









息を呑んだ。


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