ポップコーン試験

はい。

さっき日本ポップコーン最高協会のアフロが当店にポップコーン試験をしに来ました。

「このお店のポップコーンが此処、ポップコーン地区にふさわしいかをポップコーンに試験するよ」


了解ですポップコーン


ポップコーン試験ですか。ポップコーンですね、受けて立ちます。

私の一番得意なポップコーンであるキャラメルポップコーンで、この勝負を決める。(※勝負ではなく試験)


ポップコーンをフライパンに入れます。この時点で食べても美味しくありません。硬い。


ポップコーンは、出来立てが一番ポップコーン美味しいです。


アフロがキャラメルポップコーンで満足するかは知りません。

私はできる力全てを、ポップコーンに捧げる。


「キャラメルポップコーン最っ高!!はい、どーん!!」(※ポップコーンをお皿に盛る音)


「!?!?」


ふう。ポップコーンが完成しましたね。


「アフロさん、お待たせしました、ポップコーンです」


…アフロがなんだか目を見開いています。


「あの、もろこしさん。キャラ崩壊してませんでした?」


はて。何のことでしょうか。


5分後…


「合格です。さくさくながら甘ったるく無い、映画館のポップコーンとは違う味わいでした」


「帰っていいですよ」


「それこっちのセリフでは?…まあいいでしょう。上に報告しておきます」


…よかった。

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