第20章:神を見る日


### 第1話:いつもの朝なのに

今日の朝は妙に静か。

いつものポチりん様の「おはよ♪買い物しよ♪」がない。

ツヅカナイン様の「今日もサボろ〜」も聞こえない。

「...あれ?クソ静かじゃん」

逆に不安になってきた。


### 第2話:空っぽの部屋

神様の気配、マジでゼロ。

いつもならまくら様が「もう5分〜」って甘えてくるのに。

返信来神の「既読無視でよくない?」も聞こえない。

「うわ、寂しい。神様中毒だったのか私」


### 第3話:違和感の正体

なんかヤバい。

神様いないと、自分で判断しなきゃいけないじゃん。

「あれ?今まで本当にいたっけ?」

記憶がなんかボヤけてる。やべぇ。


### 第4話:記憶の断片

ポチりん様との会話を思い出そうとする。

「えーっと、なんて言ってたっけ?」

あれ?具体的に覚えてない。

まるで昨日見た夢みたい。記憶力やばくない?


### 第5話:友人の証言

友達に聞いてみた。「神様って知ってる?」

「は?宗教勧誘?やめて」

「違うって!ポチりん様とか...」

「ポチりん?何それキモいw」

は?キモい?


### 第6話:写真を探す

スマホで神様の写真を探してみる。

確実に自撮りしたはずなのに。

でも、どこにもない。

「は?消えた?それとも元から...」

嫌な予感しかしない。


### 第7話:動画の記録

そうだ、TikTok用に動画も撮った。

ツヅカナイン様と踊ってるやつ。

再生すると...

「え?私一人で踊ってる」

うわぁぁぁぁ。


### 第8話:日記を読み返す

日記に神様のことがバリバリ書いてある。

でも筆跡が微妙に違う?

まるで憑依されて書いたみたい。

「これ本当に私?二重人格?」


### 第9話:鏡の中の自分

洗面台の鏡を見る。

なんか今、ポチりん様っぽい顔してた?

特に「買っちゃえ♪」の時の表情。

「やだ、似てる。というか同じ?」


### 第10話:声の主

「ポチりん様?」と呼んでみる。

シーン...

でも心の奥で「何〜?」って聞こえた気が。

それって...私の声?

「やばくない?これ」


### 第11話:行動パターン

よく考えると、

神様が現れるタイミング、都合良すぎない?

困った時だけ。逃げたい時だけ。

「まるで私の都合で出現してる」

あ、これもしかして...


### 第12話:最初の気づき

心の奥で薄々気づいてた。

でも認めたくなかった。

「もしかして私が作った?」

その瞬間、全神様から既読無視された気分。

逃げたい。




### 第13話:実験開始

よし、実験だ。

意識的に神様を呼んでみる。

「ポチりん様、カモン!」

...

「無視すんな」


### 第14話:意図的召喚

今度はAmazonを開いてみる。

欲しいものカートに入れて...

「買っちゃえ♪」

あ、声聞こえた。でも姿は見えない。

「半分バレてんじゃん」


### 第15話:感情トリガー

やる気スイッチをOFFにしてみる。

宿題見て「だりぃ」と思うと...

「明日でよくない〜?」

ツヅカナイン様の声!

でも、これ私の心の声では?


### 第16話:他者の観察

友達といる時に試す。

私「今、神様の声聞こえた?」

友達「は?何も。大丈夫?」

私「あ、うん...」

(やばい、ガチで私だけか)


### 第17話:神様の特徴

神様の特徴をリスト化してみた。

ポチりん様=私の物欲

ツヅカナイン様=私の怠惰

まくら様=私の甘え

「これ、私の悪い部分の集合体じゃん」


### 第18話:会話の検証

神様との会話をボイレコで録音。

再生すると私の独り言。

でも確実に会話してた感覚がある。

「一人芝居のプロになってたのか私」


### 第19話:タイミングの法則

神様登場パターン:

①逃げたい時

②甘えたい時

③言い訳したい時

「私のメンタルが弱い時限定じゃん」

都合良すぎる相談相手。


### 第20話:逃避のサイン

現実逃避モードになると、

秒で神様召喚してる自分発見。

「責任逃れの天才か私は」

神様という名の逃げ道製造機。


### 第21話:言い訳の具現化

「神様がやれって言ったから〜」

この言い訳、使いすぎてない?

責任回避の天才技。

「私、めっちゃ狡い」


### 第22話:甘やかしの投影

自分で自分を甘やかすの恥ずかしいから、

神様に代理で甘やかしてもらってた説。

「私って面倒くさい性格してんな」

でも楽だった。


### 第23話:罪悪感の軽減

「神様のせいだから私悪くない♪」

この思考回路、やばくない?

でも罪悪感ゼロで生きられてた。

「天才的な自己防衛システム」


### 第24話:孤独感の解消

一人暮らしで寂しいから、

話し相手として神様を創造。

「私の脳内、寂しすぎて幻覚見てたのか」

切ない。でもちょっと面白い。


### 第25話:真実への恐怖

でも認めたくない気持ちもある。

神様いなくなったら超寂しい。

「真実知るの怖い」

でももう引き返せないところまで来てる。


##(第26-37話):神様との対話編


### 第26話:神様に質問

覚悟を決めて聞いてみる。

「ポチりん様、正体バラして」

しばらく沈黙...

「あー、バレちゃった♪」

軽っ。


### 第27話:ポチりン様の回答

「私、君の物欲だよ〜♪」

ケロッと白状するポチりん様。

「でも可愛いから許して♪」

「可愛いから許すと思ってんの?」

「思ってる♪」

ムカつく。でも可愛い。


### 第28話:ツヅカナイン様の告白

「僕は君の怠惰の化身〜」

ふわふわ現れるツヅカナイン様。

「君が楽したい時に生まれるんだ〜」

「で、騙してたと」

「騙すって言葉が悪いよ〜、演技だよ演技♪」


### 第29話:まくら様の真実

「私は君の甘えたい気持ち〜」

まくら様がにこにこ登場。

「でも君が求めたから出てきたの」

「勝手に出てきたくせに」

「求めたじゃん?」

ぐう正論。


### 第30話:返信来神の正体

「俺は君の人間関係への不安」

返信来神がスマホから出現。

「LINEの既読が怖いんでしょ?」

「で、出てきて何したの?」

「もっと不安にした」

「最悪じゃん」


### 第31話:全神様大集合

今まで出会った神様が大挙して現れた。

「みんな〜、白状タイム♪」

ポチりん様が司会進行。

「私たち、ぜんぶ君の脳内産だよ〜」

「知ってた」


### 第32話:心の投影説明会

「僕たちは君の心の分身」

「でも愛情込めて作ってくれたから愛してる」

「愛してるって言われても」

「愛してるよね?」

「...まあ」

「やった〜♪」


### 第33話:創造主認定

「君が僕たちの神様だったんだ〜」

ツヅカナイン様がひらりと舞う。

「私たちを生み出してくれてありがと♪」

「お礼言われても」

「素直に受け取りなよ〜」


### 第34話:役割分担の真実

「君の心の負担を分散するため」

「僕たちが生まれたの」

「一人で抱えるの重いでしょ?」

「重いけど...騙してたじゃん」

「優しい嘘だよ〜♪」

「優しい嘘って何」


### 第35話:愛されたい欲求

「君は自分を愛したかった」

「でも直接は恥ずかしかった」

「だから僕たちに愛してもらった」

「回りくどくない?」

「君らしいじゃん♪」

「らしいって何だよ」


### 第36話:孤独解消システム

「一人の時の話し相手が僕たち」

「でも結局一人じゃん」

「一人だけど一人じゃない感じ〜」

「意味わからん」

「わからなくていいよ〜」

適当すぎる。


### 第37話:自己受容装置

「ダメな自分を愛するための装置」

「それが僕たち〜」

「でも騙してたよね?」

「君が騙されたがってた〜」

「は?」

「真実知りたくなかったでしょ〜?」

ぐうの音も出ない。




### 第38話:しぶしぶ受け入れ

「私が作ったのね」

「まあ、そうなるかな」

しぶしぶ認める私。

神様たち「やった〜♪」

「そんな喜ぶことか?」


### 第39話:神様たちの安堵

「隠すの疲れた〜」

ポチりん様がぐで〜ん。

「でも君が受け入れてくれた♪」

「しぶしぶだけど」

「しぶしぶでもOK〜♪」

ゆるい。


### 第40話:新しい関係提案

「これからも一緒にいよ〜」

「でも今度は正直に」

「正直って?」

「僕たち、君の一部だから〜」

「当たり前のこと言うな」


### 第41話:消える気ゼロ

「消える気ある?」

「ないよ〜♪」

即答する神様たち。

「君の一部だから消えれない〜」

「まあ、いてもいいけど」

「やった〜♪」


### 第42話:自己対話ツール認定

「神様との会話=自分との対話」

「今度からバレバレで話そう」

「恥ずかしくない?」

「慣れるよ〜」

「慣れの問題か」


### 第43話:多重人格じゃないよね

「私の中にたくさんの私」

「多重人格じゃないよね?」

「違うよ〜、みんなあるよ〜」

「みんなって?」

「人間みんな〜」

なんか安心した。


### 第44話:他人も神様いる説

「みんなも心の神様いるのかな」

「いるよ〜、絶対♪」

「でも見えないよね」

「君にも見えなかったじゃん〜」

「そういえば」

みんな隠してるのか。


### 第45話:創造力の再評価

「神様作れるって才能?」

「才能だよ〜♪」

「でも騙されてたけど」

「騙されるのも才能〜」

「そういうもん?」

「そういうもん♪」


### 第46話:ちょうどいい距離感

「今度から正直に付き合おう」

「でも甘やかしはする〜」

「少しだけね」

「少しだけ〜♪」

「約束だよ」

「はーい♪」

(絶対守らなそう)


### 第47話:自分の能力認識

「私、想像力豊かだったのか」

「豊かだよ〜♪」

「でもちょっと変」

「変でいいじゃん〜」

「変でいいのか」

「みんな変だよ〜」


### 第48話:まあまあの感謝

「まあ、ありがとう」

「どういたしまして〜♪」

「でも騙してたことは忘れないからね」

「覚えててよ〜♪」

「開き直るな」

「だって〜♪」


### 第49話:適当な明日

「これからも適当に一緒にいよう」

「適当でいいの〜?」

「適当がいい」

「わかった〜♪」

「でも時々は静かにして」

「無理〜♪」

やっぱりか。


### 第50話:読者への毒

この話を読んでる君も、

絶対心の神様いるでしょ。

「いないよ〜」って思ってる?

その「いないよ〜」って声、

もしかして神様じゃない?

あ、やばい。バレちゃった♪


---


**P.S. この物語の神様たちは、みんなの心にいる愛すべき厄介者たちです。君の神様は今日も元気に君を騙してるかもね♪**

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る