2章 まさか、殺される?
翌日。いつもどーり皆が帰った後に僕は公園を通っていると、「また居る」思わず声が出てしまった。なんで居る?もしや昨日帰る時間を教えたから?なんで?もしや、殺される?そんなことを考えながらゆっくりバレないように公園を抜けようとすると案の定見つかる「あ、いた。」はい終わったー。遺書を書いておけばよかったと思いながら久世さんの方を見る。相変わらずこんな美形が僕に何の用だ?と思いつつ「今日も居るんだね、」「うん。昨日何時に帰るから聞いて思わず待っちゃった。」なぜ?やっぱり殺すためか。でも刃物らしいものは無い。まさか、社会的にか!それはまずい、生き恥は作りたくないんだ。社会的では無いことを祈りながら話しかける「なんで待ってたの?」「んー、顔が見たくなったから?」は?、心の中で呟いた。なぜ僕?こんな何処にでもいるクソ陰キャのことを見たいからわざわざ待った?おかしい、そんなわけが無い。なにか裏があるはずと考えてると、彼女の目が普段より大きくなりながら「秋元くんさ、いっつも一人で居るし少し話したかったからこれからもここでお話しない?」予想外の展開に僕は「ぼ、僕で良ければ、別に」なんだこれ?完全に恋愛路線じゃないか!なんて思いつつも少し胸が暖かくなるのを感じ、「でも、なにを話すの?」「んー、まずはお互いのことを知ることからだね」今思えばなんでお互いのこと知らないのに待ってるんだろうこの人、と思いつつも「そうだね。なに話すの?」「まずはやっぱ好きな食べ物でしょ」昨日よりもキョドって声がぎごちなくない自分を褒めながらも好きな食べ物を考える。
「たしかにそう言われると難しいな」「でしょ、私はもう決まったよ」真剣に考えようやく決まった。「決まったよ。」「じゃあ秋元くんから!」少し困惑しつつも「僕は、飴かな。」「飴か!、以外に甘党なんだね」「まぁ、人よりは自覚はしてる」なんて恋愛のような事をしながらこの後2人で色々と自己紹介をしていった。
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