ご主人様と、8人の溺愛執事

こころ

White Manorへようこそ

ゆきは、White Manorと呼ばれる大邸宅の若き主。


8人の執事たちは、彼の笑顔と幸せのために――今日も全力で働く。



そして誰よりも、心からゆき様を「愛している」。




◆伊織はるか(執事長/警護担当)


伊織「ご主人様、部屋の外では私の半径1メートル以内にいてください」

主「近い近い近い!警護という名の密着じゃん!?」

伊織 「他の執事の視線が多すぎるので、これが最低ラインです」



◆黒瀬れい(紅茶係/静かに圧をかける系)


黒瀬 「本日もご主人様の好みに合わせてブレンドしました。
……あ、咲さん。ご主人様に近づきすぎです。下がって」

咲 「こわ!!静かなのに殺気出てる!!」

主 「(この紅茶、めっちゃうまいし…こわいけど好き…)」



◆咲だいち(エンタメ担当/ご主人様命)


咲 「ゆきさまー!今日はご主人様のためにアニメ上映会を用意したよー!!」

主「え、また俺の好きなジャンル…わざわざ取り寄せたの?」

咲「ご主人様の“可愛い”を引き出すのが、俺の存在理由だから!!」



◆広瀬かける(美と健康担当/距離近め)


広瀬「ご主人様、夜のスキンケアの時間です。
ちょっとこっち来て、ベッドに横になって?」

主「いや…その言い方、完全に危ない雰囲気なんだけど」

広瀬「誤解しないで。美に対して真剣なだけだから」 (※表情は完全に真剣な色気)



◆阿久津りく(教育・知識係/優しい毒)


阿久津「ご主人様。この本、読み聞かせしますね。
最近お疲れだから、癒し系で…でもちょっとだけ恋愛小説入れておきました」

主「……選書に意図を感じるよ?」

阿久津「気のせいです。きっと」



◆レイリー(衣装・ビジュアル担当/天才枠)


レイ「ゆきくん〜、今日のお召し物はこちらっ!僕が全力でコーデしたの!」

主「これ完全にデート服なんだけど!?誰と行く想定!?」

レイ「僕でしょ?」



◆本橋りょうま(料理担当/優雅に一途)


本橋「本日のランチは、“ゆき様の笑顔のためだけ”に用意した一皿です」

主「その説明…ご飯が美味しくなるのわかるけど…恋愛感情混ざってるよね?」

本橋「ご主人様を愛することも、執事の勤めです」



◆友野こうき(癒し&撮影担当/全力甘え枠)


友野「ご主人様〜!今日も写真撮るで!ゆき様の可愛さ、記録しなあかん!」

主「いやもう何百枚あるのそれ!?アルバム作られてる!?」

友野「ゆき様しか写ってない写真集、第3巻完成しました〜!」



【ご主人様・ゆきのぼやき】


主(……いや、俺がご主人様なのはわかってるよ?
でもこの屋敷、全員が“主を溺愛しすぎてる”という致命的な欠点がある)


主 「全員、執事っていうより――彼氏になりたい人じゃん!?」

全員「ご主人様、ようやくお気づきに?」

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