第四章 上洛
第19話 作戦会議
一夜にして全国を駆け巡った。
野田家や
それぞれの城下では殊勲の兵たちを
一方で野田方に
空井家では
次男の
龍安の評判はうなぎ上りとなり、他家に
といった声まであがるようになってしまい
龍安と
当主の
そんな折、
矢礼家を訪ねて、朱音と共に四人での戦勝の
作戦会議を行っていた。
「龍安、そなたと朱音殿との仲を引き裂こうとする者たちが
我が
龍高がニヤケながら空井家の内情を伝えて龍安をからかっている。
「龍安様はおモテになられます
きっとその者たちの声が後押ししているに
龍高の言葉に乗りかかるような言葉を村井志津も浴びせてくる。
「さ、左様なことはござらん、それがしと朱音殿が今日まで深めてきた絆
龍安は朱音の顔をちらちらと
「今回の龍安様のご活躍、今や天下に鳴り響いておられます
気を
朱音は龍安に微笑みかけながら
「ふむ、しかしこのまま家中に不満の声があるまま
何か
何か良い手はないものかのう」
龍高は口に手を当て深く考え込んでいる様子だったが
そのうちに何かを
三人は共にそれは良い考えだと喜び合い
特に村井志津の顔は
数日後、龍高、龍安の兄弟は父龍也のもとにやってきて
龍安と朱音の婚礼の件に関して、家中の不満の声に対処するべく
自分達の考えを聞き入れてもらいたいと申し出てきた。
まず龍高がその口火を切った。
「父上、今回の龍安と朱音殿との婚礼の件で
家中に不満の声が膨らみつつあると聞き及んでおります
その声を解消すべく、この度、それがし龍高とかねてより
許嫁の関係にある村井志津との婚礼を同時に執り行い
空井家を挙げての祝言としたいのでありますが
いかがにございましょうや?」
「なるほど、考えたのう龍高、さすが当家の嫡男じゃ
ここ最近のそなたらの活躍で空井家はかつてない活気に満ちておる
空井家挙げての祝言となれば、龍安と朱音殿との婚姻に
反対する者の声も
龍安の矢礼家への
龍安も同様の考えでおるのだな?」
龍也は龍安の顔を見て問い
「は、この龍安が矢礼家に婿入りすることで
空井家の繁栄に繋がるのであればこの上もないこと
兄龍高と共に両家の繁栄のために励んで参りまする」
かくして、龍安と朱音の婚礼は龍高と志津の二人も併せて
同時に盛大に行われることとなった。
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