悪のカリスマ、転生して平和な国を目指す
てる。
第1話 大悪党
「逃すなー!追え!!」
「チッ!お前たちいいか?!俺が囮になる、その間に逃げろ!!」
「しかし!!」
「問答の暇は無い!!俺が帰れなくても大事なのは皆で掲げた目標を達成することだ!!」
(ここまでだな、悔いはないし、次の世代もしっかり育成できた。ただ、、)
「いいからさっさと行け!!!」
軍事ヘリと銃声が鳴り響く中建物から出て行くジンは兵士たちに語りかけるように言った。
「お前たちが殺したがっているのは俺だろうが、しかしそれはこの世界の上の連中が今まで見ようとも考えようともしなかった物の具現化した思いだ、そしてそれは俺が死んだとして消えはしない。。子供たちに未来を!!!」
「「「なっ?!!」」」
ジンは身体に巻き付けていた爆弾を露わにし、小銃を乱射しながら敵兵に突っ込んで行った。その瞬間後方から戦闘機の切り裂くような音が聞こえてきた。。。
「はは、そうか味方もろとも消すつもりか。」
次の瞬間、ものすごい光と音が全てを飲み込んだ。。
(はぁ、何が足りなかったのだろう。。何がいけなかったのだろう。。巨悪を倒すために自ら巨悪になったのがいけなかったのか。。)
ジンは様々な葛藤と走馬灯の中で消えていった。
(平和な世を創りたかった)
《それを達成できるならお主はやり直したいか?》
(当たり前だ、何がなんでも達成してやる)
突然の問いに困惑することもなく答えれたのはジンにとって当然の問いだったからなのかもしれない。が、質問者にとっては嬉しい答えであった、それによって奇跡が起きた。
《お主がいた世界ではないが、お主がいた世界より酷く濁っておる。必要な情報は頭の中に入れて置く、上手く使い目的を達成してくれ》
(なんだ?よくわからんが平和な世を創れというならもちろんだ。)
《では、ようこそユグドラシルへ》
その言葉を最後にジンは意識を手放して行った。
「「おんぎゃあー!!!」」
「おお!心配でしたが、まるで弟が出てくるのを待っていたのように泣きましたぞ!!」
「よくやった!2人とも元気な男の子だぞ!フノス!」
「はい。あなた、私にも顔を見せてください」
「おお、さあ、私と君の子だ2人とも元気だ」
「あなた、決めましたわ、弟はラグナル、兄はジークにしましょう」
「ん?それは名前なのか?名前なら私が考えてあったのだが、、」
「ジークとラグナルですわ!!お姉様素晴らしい名前です!!」
「でしょう?ありがとう、ヘラ」
「う、うん、じゃあ、これから2人はジーク•ヴァン•ブロークとラグナル•ヴァン•ブロークだ!」
こうして、無事?転生し前世と同じ目標を目指す事にしたジンは双子の弟と一緒にこれから平和を目指して過ごして行く事になった。
「「おんぎゃぁあー!!」」
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