第四話「四風リペア」
//SE 静かに扉を叩いている音
「お兄ー?」
//SE ただ静かに扉を叩いている音
「お兄、入るよ……!」
//SE 扉を開ける音
「お兄……あれ、寝てる?」
//SE 室内を歩く音
「お兄ぃ? もしもーし」
「珍しい。ふて寝かな……」
「お兄のこと、昨日もボコっちゃったもんね」
(耳元で、ささやくように)
「ごめんね、お兄。私、お兄のこと、一方的に殴られるだけのサンドバッグみたいに思ってたのかも……あんな風に
(元に戻って)
「……あれ、ノート?」
//SE 紙をめくる音
「これって……スターターデッキの改造プラン、かなぁ……? 《
(低い声になり、早口で語り始める)
「私が【護法パーミ】を握ってる場合、不利対面になるよね。お兄の1コスが着地した瞬間に《護法童子》はゴミになるし、素出しだと《サーチ・ガードナー》も死ななくなる。
//SE デッキを取り出す音
//SE 威嚇するようにカードをはじく音
//SE 威嚇するようにカードをはじく音
//SE 威嚇するようにカードをはじく音
・【四風】1種+《
「
//SE 威嚇するようにカードをはじく音
・【四風】1種+《
「【四風】4体キャストまでは同様。《
//SE 威嚇するようにカードをはじく音
・【四風】1種+《
「ええっと、この場合は……」
//SE もぞもぞと布団を動かす音
「あっ。お、お兄……おはよう!」
「ママが、ご飯の時間だよ、って……」
//SE 布団から這いずり出す音
「えへへ。
今日は、お兄がお寝坊さん、だね……っ!」
「あの、お兄……」
「ノート、見ちゃった。
新しいデッキ、考えたんだよね?」
「うんっ」
「すごく、良いと思う!
構築も、よく考えられてて……!
さすが、お兄だね……!
ネットの記事を、参考にしたの?
それとも、動画とか、かな?」
//SE カードを取り落とす音
「…………えっ?」
「と、友達って……誰?」
「ふぇっ……。もしかして、
私の……知らない、人……?」
「カードショップで、知り合った、って……」
(つづく)
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