こじらせ非モテの俺、美人幼馴染が死後も愛するダメ出しで矯正中~女子に嫌われ、孤立寸前を自分で作った男の話~
第18話:底辺非モテが英語会で「既婚者は来るな」発言大炎上・後編 ※よいこの皆さんは、絶対に真似してはいけません。
第18話:底辺非モテが英語会で「既婚者は来るな」発言大炎上・後編 ※よいこの皆さんは、絶対に真似してはいけません。
【帰宅後のSNS投稿】
家に帰ると、僕は懲りずにSNSに投稿した。
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「英語会参加してきた。話がつまらなくて途中で帰った。既婚者の旦那自慢とか聞いてもねぇ...得るものがないのにいても意味ないし。そして、最後は、俺が惨めな思いしたり、既婚者たちと喧嘩になってしまった。参加費払わずに済んだからよかったけど。#英語会 #つまらなかった」
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この投稿に対して、すぐに批判的なコメントが付いた。
「話がつまらないから参加費払わないって、それはおかしくない?」
「自分からもっと話に参加しようとしなよ」
「既婚者だって英語勉強する権利あるでしょ」
「『喧嘩になった』って書いてるけど、一方的に暴言吐いただけじゃないの?」
「英語学習の場で既婚者に文句言うって、完全にお門違いでしょ」
僕は反論した。怒りに任せて感情的になっていく。
「だって既婚者の惚気話聞いても面白くないじゃん」
「得るものがないのにいても意味ないし」
「時間の無駄だった」
コメント欄が荒れていく。でも僕は止められなかった。怒りと憎悪に支配されていた。
その様子を見た美咲もがっくりとした。
「また同じことの繰り返し...」
美咲は僕がSNSで言い訳を重ねる様子を見て、深いため息をついた。
「何回同じ失敗をすれば気が済むの...」
【カラオケオフ会参加者からの告発】
数日後、僕に思わぬ連絡が来た。
英語会の主催者である大野さんからのメッセージだった。
「山田さん、先日の件とSNSの投稿を拝見させていただきました」
僕は嫌な予感がした。胸の奥で不安が渦巻いていく。
「実は、参加者の佐々木さんから、山田さんの素行について気になることがあると報告を受けました」
佐々木さん...そう、グループAにいた、僕がカラオケオフ会で知っている人だった。
大野さんはさらに続けた。
「佐々木さんによると、山田さんは以前のオフ会でもトラブルを起こされたとのことです」
「それと、SNSの投稿も確認させていただきましたが...」
僕のSNS投稿を見たのだ。心臓がバクバクと鳴り始めた。
「投稿では『話がつまらなくて』と書かれています」
「参加費についても、こちらが気を遣って『払わなくても』と申し上げたのに、『払わずに済んだ』という表現は...」
「『既婚者の旦那自慢』とありますが、お二人はそのような話はされていませんでした。普通の旅行や日常の話をされていただけです」
「それに、お酒を飲まれて英語学習の場で出会いを求める発言をされたのは、規約違反です」
大野さんの指摘は的確だった。一つ一つが僕の胸に突き刺さった。
「今後の参加について、お断りさせていただくことになりました」
「他の参加者の方々にもご迷惑をおかけしているようですので」
「それと、今回の件はかなり悪質でしたので、私の知り合いの他の英語会主催者にも共有させていただきました」
僕は愕然とした。また出禁になってしまった。しかも今度は英語会業界全体で要注意人物として認識されることになった。
でも僕の心の中で怒りが湧いてきた。逆ギレの感情が沸き上がった。
(なに?情報を共有するのはおかしくない?)
(個人情報を勝手に他人に教えていいのか?)
(俺の方が被害者じゃないか!)
僕は大野さんに返信した。怒りに任せて感情的な文章を打った。
「情報を勝手に共有するのはプライバシーの侵害ではないですか?個人情報保護法に違反していませんか?」
「僕は何も犯罪を犯していません。ただの意見の相違です」
「そちらこそ、参加費を取っているのに満足なサービスを提供できていないのでは?」
でも怒りが収まらず、今度はSNSに投稿した。
「英語会の主催者が最低だった。僕の個人情報を他の主催者に勝手に共有するなんてプライバシーの侵害じゃないのか?SNSの投稿まで監視して、まるでストーカー。英語学習の場なのに、こんな陰湿なことをするなんて信じられない。個人情報保護法に違反してるんじゃないの? #英語会 #プライバシー侵害 #最低な主催者」
中村さんからのコメント:
「山田さん、それはあなたが悪質だったからでしょう?規約にも『悪質な場合は他の主催者にも情報共有する』って最初から書いてありましたよね?」
「私たちに『既婚者は来るな』って暴言を吐いておいて、被害者ぶるのはおかしいです」
松本さんからのコメント:
「参加費も払わずに文句言うって、どういう神経してるんですか?」
「大野さんが親切で『払わなくても』って言ってくれたのに、『払わずに済んだ』って投稿するなんて最低です」
他の参加者からも:
「英語学習の場で出会いを求める発言をしたのは規約違反でしょう」
「自分が悪いことをしておいて、逆ギレするなんて幼稚すぎます」
「大野さんはむしろ優しすぎるくらいでした」
僕は完全に論破されてしまった。規約を読み返すと、確かに情報共有について明記されていた。
でも認めたくなかった。
「みんなで寄ってたかって僕を攻撃するなんて最低だ!」
そう投稿したが、さらに批判が殺到した。
「攻撃じゃなくて、正当な指摘でしょう」
「自分の行動を振り返ってください」
僕は完全に孤立してしまった。
その様子を見ていた美咲は呆れた。
「慎也!規約に『悪質な場合は他の主催者にも情報共有する』って書いてあったでしょ!」
「あんたが同意して参加したのよ!何が個人情報保護法違反よ」
「それに参加費も払ってないくせに『満足なサービス』って何よ!」
美咲の怒りが爆発していた。でも僕には美咲の声は聞こえない。
【美咲の愕然とした状態】
その夜、美咲が僕の部屋で待っていた。
今までで最も失望した表情だった。顔に深い絶望が刻まれている。
「またか...しかも今度はSNSでの事実歪曲まで...」
美咲の声が震えていた。悲しみと怒りが入り混じった複雑な感情だった。
「気まずい人がいるって言って移動したのに、結局は若い女性目当てだったのね」
美咲の声に深い失望が滲んでいる。心の底から絶望しているのが伝わってくる。
「参加費の件も、主催者さんの善意を踏みにじって...」
「前回のまゆ事件より陰湿になってる」
僕は何も言えなかった。言い訳の言葉すら見つからない状況だった。
美咲の姿が少し薄くなったような気がした。存在感が希薄になっていく。
「慎也の問題行動が巧妙になってきてる」
美咲の声に深い憂いが込められていた。
「表面上は豹変しないけど、SNSで事実を歪める」
「これじゃ本人も問題に気づけない」
美咲の存在が不安定になり始めた。まるで消えてしまいそうな危うさを感じる。
「次が本当に正念場かも...」
美咲は不安そうに呟いた。声に震えが込められている。
「慎也...私の気持ちを話す時が来たのかもしれない」
でも僕は、美咲の深刻な状態に気づかなかった。自分のことで精一杯だった。
美咲の瞳に涙が浮かんでいるのも、存在が薄くなっていることも、僕は全く気づいていない。
その後に待っているのは、さらに深刻な失態の数々だった。美咲の心の限界が近づいている中で、僕はまだ気づくことができずにいる。
【美咲の心の叫び】
その夜、僕が眠った後、美咲は一人部屋に佇んでいた。
「また同じことの繰り返し...」
美咲の声に深い疲労感が滲んでいる。心身ともに限界に近づいていた。
「今度は事実を歪曲してSNSに投稿するなんて...」
「英語の勉強が目的だったはずなのに、結局は出会い目的」
「主催者さんの善意も理解できない」
美咲は窓の外を見つめた。夜空に浮かぶ星が、なぜかとても遠く感じられた。
「私の存在意義って何だろう...」
「慎也を正しい道に導くために現れたはずなのに...」
「何も変わっていない。むしろ悪化している」
美咲の瞳に涙が滲んでいる。
「もしかして、私がいることで甘えが生まれているのかな...」
「一人で反省しないといけないのに、私が愚痴を聞いてしまうから...」
美咲は自分自身を責めていた。胸の奥で自責の念が渦巻いている。
「でも、見捨てるわけにはいかない」
「あの子には、本当は優しい心があることを知ってるから」
「だからこそ、今の状況が辛い」
美咲の存在が、また少し薄くなった。まるで朝霧が消えていくように。
「次こそは...次こそは気づいてほしい」
「私の想いが届いてほしい」
美咲は祈るような気持ちで、眠っている僕を見つめていた。
しかし、その美咲の想いも、僕には届いていない。
明日もまた、同じような日々が続いていくのだろうか。
美咲の心の中で、不安と希望が入り混じっていた。そして、かすかな恐怖も感じていた。
(このままでは、私も...)
美咲は自分の存在が不安定になっていることを、薄々感じ始めていた。
でも、それでも僕を見守り続けるしかない。
それが、美咲の愛だった。
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