第37話 国際事情とテレビ
さて、どうしたもんかとクラン王国に戻ってきたナギサ。
(クラン王国王都クラン ギルド職員 アンナ:女)
おかえりなさい、ナギサさん。
話は聞いてるけど、こっちは色々問題あるみたいね。
言われてたのはもうできてるけど、投入できないんでしょ?
(ナギサ)
そうなんだよね。
まぁ、そこはグレンさん達に丸投げしてるけど。
(王都ギルド職員 アンナ)
たしかに表に出ると、色々問題がありそうよね。
ロロア魔王国みたいにはいきそうに無いもんね。
(ナギサ)
そうそう。
それにグレンさん達も大損するからね。
それに基盤が整ってない。
識字率あっての商売がほとんどでしょ?
(王都ギルド職員 アンナ)
たしかに、識字率が低いと成り立たないわ。
(ナギサ)
まぁ、どうにか考えるでしょ。
(王都ギルド職員 アンナ)
でなんだけど、今度の休み……
(ナギサ)
行きたいと。
(王都ギルド職員 アンナ)
うん!
(ナギサ)
ロロア魔王国に(笑)
(王都ギルド職員 アンナ)
違ぁ〜う!
(ナギサ)
そうそう、他の国って無いん?
(王都ギルド職員 アンナ)
無い!
(ナギサ)
クラン王国だけ?
(王都ギルド職員 アンナ)
そう!(血走り目)
(ナギサ)
ほんとかなぁ……
(王都ギルド職員 アンナ)
ほんと!(鼻息)
(ナギサ)
王都、離れてみるか……
(王都ギルド職員 アンナ)
ダメです!(鼻息・血走り目)
(ナギサ)
なんで?
(王都ギルド職員 アンナ)
あの世界に行けなくなるから!あっ……
(ナギサ)
やっぱあるんだ。
(王都ギルド職員 アンナ)
何が不満です?
なんでもします!
そうだ、溜まってるんですね!
今夜姦りましょう!
気づきませんでした、ごめんなさい!
だから王都から出ちゃダメです!
(ナギサ)
なんでそこまで必死なん?
(王都ギルド職員 アンナ)
他領に、他国に取られたら困るんです!
ウチのギルドの最大戦力です!
ギルドも街を守る義務があります!
そんな簡単に"はい、そうですか"なんて言えるわけないでしょう!!
(ナギサ)
うーん、転移魔法陣を……
(王都ギルド職員 アンナ)
ダメです。
転移魔法陣は対になってます。
先で設置されると困るんです。
(ナギサ)
あゝ、そっか……
防衛上の問題か……
(王都ギルド職員 アンナ)
そうです、悪用されたら目も当てられません。
しかも、ここ、王都ですよ?
(ナギサ)
そっか……そうなるよなぁ……分かった。
(王都ギルド職員 アンナ)
分かってくれました?
(ナギサ)
隣国に行ってみよう。
(王都ギルド職員 アンナ)
分かってなぁ〜い!なんでそうなるんですか!!
(ナギサ)
根無し草の風来坊だからさ(真顔)
(王都ギルド職員 アンナ)
カッコよく言ってもダメなものはダメです!
(ナギサ)
えぇぇぇっ!!!(驚)
(王都ギルド職員 アンナ)
なんで驚くんですか!
大体、グレンさん達が困ります!
(ナギサ)
それがあった。
(王都ギルド職員 アンナ)
今日は帰しませんよ。
(ナギサ)
えっ?(嬉)
(王都ギルド職員 アンナ)
喜んでますね!
喜びましたね!
今夜は激しいです!
覚悟してください(ニヤリ)
(ナギサ)
いやぁ〜ん♡(嬉)
優しくしてね♡
(王都ギルド職員 アンナ)
優しくしてあげますよ、たっぷりとね(ニヤリ)
その夜からアンナは激しかった。
3日3晩姦りっぱなし。
その証拠に、ナギサは復活までに3日かかった。
(王都ギルド職員 アンナ)
復活したね、どうだった?フルコース(微笑み)
(ナギサ)
凄っごく良かった(照)
(王都ギルド職員 アンナ)
うふふっ♡
(ナギサ)
やっぱりコレがないとダメだな。
(王都ギルド職員 アンナ)
でしょ。
ナギサは王都から出ることをやめた。
今回の事で隣国はある事が分かった。
(ナギサ)
ちなみに隣国はなんて言うの?
(王都ギルド職員 アンナ)
知らなくて良いです。
(ナギサ)
なんでだよ!
(王都ギルド職員 アンナ)
付き合いが無いから。
(ナギサ)
あゝ、そういう事ね。
(王都ギルド職員 アンナ)
そういう事です。
(ナギサ)
ちょっと見て来よう。
(王都ギルド職員 アンナ)
分かってなぁ〜い!!
(ナギサ)
だって気になるやん。
(王都ギルド職員 アンナ)
人の行き来が基本的に無いんです。
商人は行ってるかも知りませんが、一般人は行きません。
国境の管理も厳しいですし、国同士の付き合いも無いんです。
新商品は行ってないと思います。
国の機密にも関わりますから。
商品から内情が分かるじゃないですか。
(ナギサ)
なるほど、密偵しか行ってないと。
(王都ギルド職員 アンナ)
そうですね、国の諜報機関の者は行ってるでしょうね。
こちらの国境は素通りできますし。
ただ、相手の国境はすり抜ける必要がありますが。
(ナギサ)
国境の関所?は二重になってるんだ。
(王都ギルド職員 アンナ)
そうですね、クラン王国の関門と、隣国の関門があります。
(ナギサ)
どんな構造してんの?
(王都ギルド職員 アンナ)
トンネルになってるんですよ、城門みたいな。
片方を開けたら、片方は閉まっていて、商大隊とかでも入るスペースがあるから、全部入ったら閉めるんです。
片方の国が閉めたら開く仕組みになっているから、通り抜けは出来ません。
諜報部員の越え方は当然国家機密です。
(ナギサ)
厳重だな。
(王都ギルド職員 アンナ)
付き合いが無いんです。
勝手に入出国されたら困るんで、かなり厳重です。
許可なく国境を越えたら、問答無用で処刑です。
見つかり次第、その場で斬り殺しても構いませんから。
(ナギサ)
なら輸出品の検閲も厳しいと。
(王都ギルド職員 アンナ)
国の許可の無い物は輸出できません。
農産物でも検閲が入ります。
(ナギサ)
なら、グレンさん達は?ブランド野菜類は?
(王都ギルド職員 アンナ)
行ってたとしても、出して無いはずです。
それだけでも国力が分かりますから、当たり障りの無い物でしょう。
普通に儲けを考えると、わざわざ越える必要があるか疑問です。
隣国の商人が来たという話も聞きませんし。
(ナギサ)
徹底してんだなぁ……
(王都ギルド職員 アンナ)
付き合いがありませんからね。
というか、鎖国みたいなもんです、隣国とは。
(ナギサ)
なるほど。
って事はギルドも無いと。
(王都ギルド職員 アンナ)
分かりません。
少なくとも、ウチらのギルドはありません。
第3機関といっても、限度がありますから。
(ナギサ)
そこまでなんだ。
その話を聞いて、ふざけて国境越えして慌てさせるサプライズはやめる事にした。
そこまで徹底してるなら、後々、国際問題になったりしたら面倒だからだ。
(ナギサ)
せっかくの国境越えサプライズもシャレにならないみたいだからやめよう。
(王都ギルド職員 アンナ)
要りませんよ、そんなサプライズ!
(ナギサ)
そこまでバカじゃないからしないよ。
(王都ギルド職員 アンナ)
絶対ですよ、絶対に絶対ですよ!絶対ダメですからね。
(ナギサ)
越えて良いの?
(王都ギルド職員 アンナ)
なんでですか!
(ナギサ)
絶対だぞ、絶対するなよ、絶対に絶対したらダメだぞ!は、やれって事じゃ……
(王都ギルド職員 アンナ)
違ぁ〜う!なんでですか!!
(ナギサ)
押すな、押すな、絶対押すなは押せって言うやん。
(王都ギルド職員 アンナ)
知りませんよ、そんな事!
(ナギサ)
分かった、分かった、やらないよ。
(王都ギルド職員 アンナ)
ホント頼みますよ。
どうも本気でヤバいみたいだ。
次の休み、クソ世界に行く事になった。
(早乙女 椿)
ふふふっ♡推しの新グッズ♡
(キリア サキュバス)
ファミレス、コンビニだ!
(ナギサ)
居たんだ、キリア(驚)
(キリア)
なんだよ!忘れるなよ!最近会ってなかったよ!
(王都ギルド職員 アンナ)
ダイソンも楽しみです。
(ナギサ)
ダイソンも良いけど、他も行ってみよう。
推しの新グッズを買い、ファミレス、サイゼリーに行き、コンビニはラーソン、そしてダイソンに行った。
(ナギサ)
では、新しいお店。
ここだ!
ナギサが連れて行ったのは西急ハンド。
(椿)
あっ、西急ハンドだ!
(キリア)
ここはダイソンより高いな。
しかし、良さげなモノがたくさんある。
(ナギサ)
今回はここ、次回はまた次のとこね。
(椿)
次は?
(ナギサ)
ダンキ・ホース。
(椿)
マジで!マジでダンキ?!
ダン♪ダン♪ダンキぃ〜♪ダンキぃ〜ホースぅ〜♪
(キリア)
なんだそれ?変な歌だなぁ……
(椿)
イメージソングだよ、店内で流れてる。
(王都ギルド職員 アンナ)
お店の中に音楽流れてるの?
(ナギサ)
まぁ、あそこはそうだな。
(キリア)
行ってみようぜ!
(ナギサ)
また次回にしない?
(キリア)
気になる、行こうぜ!
(ナギサ)
なら、そうするか。
せっかくならと、普通のダンキよりギガ・ダンキに行った。
(キリア)
でけぇ〜なぁ……
(椿)
ダンキでもギガ・ダンキにしたんだ!
これは買い物し甲斐がある。
(ナギサ)
なら、資金調達だな。
(キリア)
いつものアレだな(ニヤリ)
ナギサとキリア、アンナ、椿の3グループに別れ、幸福に金製品を売りに行く。
ついでにエコランクにも行った。
1グループが大体25万円、それが6回で150万円の資金を用意した。
いや、ギガ・ダンキだろ?
どんなけ買うつもりなんだ?
(キリア)
おっ、これ美味そうだ、これも、これも、それも……
ジュースや酒、お菓子や惣菜、パンに弁当、食べ物ばかり片っ端からカゴに入れていくキリア。
(キリア)
おっと、入らねぇ〜。
一回会計行ってくるわ。
レジに並んで会計するキリア。
盗んだら捕まって二度と来れないと言ってあるだけに、ちゃんと会計をする。
会計が済んだら、渡してあった"ストレージバック"に入れると、かごを持って戻ってきた。
(キリア)
この魔動具、面白そうだな。
(ナギサ)
うーん、これは改造しないと使えないな。
(キリア)
あの"電気"とかいうので動くんか?
なら、魔力で動くように改造が必要だな。
おっと、これ、ノコギリだろ?なんか変なの付いてんな。
(ナギサ)
うーん、これ、魔動具として売り出すか?
しかし、あっちで製造できるか?
(椿)
こんなの作れます?
(ナギサ)
"魔石"を使って動くようにするか?
木製で作って。
水車があるんだ、自転車も魔動車もある。
ギアが作れるんだから、挑戦する価値はあるかな。
(王都ギルド職員 アンナ)
クラン王国は……無理ですかね……
(ナギサ)
水車からヒントを得たと言って誤魔化せるかな?
しかし、"魔石"で動かすんだ、高くつくぞ。
(椿)
例の……
(ナギサ)
"無限変換システム"か?
そんな物、付与したら、アーティファクトになるぞ?
魔法陣起動用と特殊な目的で使ってるから意味があるやん。
まぁ、気づいても描けないから悪用されないけど、今は。
それに、今、"魔石"で動いているのが全て"無限変換システム"を使う事になる。
"魔石"は暴落し、市場が混乱する。
"魔石"を使う武器にも使う事になるから、無茶苦茶になるぞ。
(椿)
そう……かぁ……
"魔石"だから歯止めがかかってるのもあるよね。
それが"無限"となると、何が起こるか分からない。
(ナギサ)
犯罪や軍事転用されるのは目に見えてるよね。
(椿)
それ、ヤバいかも(汗)
(キリア)
別に良いんじゃね?
(ナギサ)
内乱やクーデターを起こしやすくなるけど?
(キリア)
お前が居るじゃねぇ〜か。
(ナギサ)
居ない時を狙われたら?
(キリア)
そ、そりゃやべぇ〜(汗)
という事で、購入はやめた。
しかし、"テレビ"は欲しそうだった、それとプレーヤー。
(ナギサ)
これなぁ……
(キリア)
魔女王様になら良いんじゃね?
ただ、ドラコ王国は……やべぇ〜よなぁ……
(椿)
国王、王妃と王子、王女だけなら……
(ナギサ)
渡してもそこまでだろうな。
しかも"魔石仕様"でな。
"魔石"は高い、そう簡単に使えない。
歯止めになるやろう。
(王都ギルド職員 アンナ)
私のは(上目遣い)
(ナギサ)
"魔石仕様"だ。
盗まれたり、領主や王族にバレて取り上げられたらどうする?
(王都ギルド職員 アンナ)
そうか……それがあった……
(ナギサ)
"魔石"を使え。
しかし、バレたら出所を怪しまれて投獄されるかもな。
地下牢監禁、吐くまで拷問とか。
(王都ギルド職員 アンナ)
うっ……
(ナギサ)
そりゃ、そんな高価な魔動具をギルド職員が持ってたら不自然だろ。
(王都ギルド職員 アンナ)
たしかに……
(ナギサ)
コレがロロア魔王国とクラン王国の違いなんだ。
ロロア魔王国ならカインにお土産、ボクも堂々と使える。
クラン王国なら一冒険者の一商人には不釣り合いだ。
"魔石仕様"で貴族になら売れるが、それこそ出所の誤魔化しが不可能だ。
(王都ギルド職員 アンナ)
隠しても誰が来るか分からない。
見つかったら終わりよね。
(ナギサ)
そういう事。
(キリア)
あれ?"しょうゆこと"って言わねぇ〜んだな。
(ナギサ)
言いたいが、マジでヤバい事だけに言えない……
(キリア)
ロロア魔王国が大丈夫って事は、オレも大丈夫だな。
(ナギサ)
要るの?
(キリア)
要るよ!欲しいよ!冷てぇ〜よ!(涙目)
(椿)
私も大丈夫よね、王様にお土産で渡せるし。
もちろん"魔石仕様"で。
私のは"無限変換システム"でも良いよね?(上目遣い)
(ナギサ)
バレたらどうする?
(椿)
"魔石"をそんな大量には用意できないもん!
領地ならバレないって!
(ナギサ)
領地を任せられる人は?
(椿)
王様直々に選んでくれた人……あっ……
(ナギサ)
筒抜けだよな。
(椿)
うーん……師匠からのプレゼントと……
(ナギサ)
国際問題になっても知らんぞ。
もちろんロロア魔王国側にボクは付く、全面戦争になっても知らんで(ため息)
(椿)
私もロロア魔王国側に付くもん!
(ナギサ)
お前な(ため息)
(王都ギルド職員 アンナ)
ドラコ王国滅亡が決定した瞬間よね。
(キリア)
そうだな、勝てるわけがねぇ〜。
(ナギサ)
"魔石"を大量にくれなんて流石に分不相応だろ。
仕舞いに処刑されるぞ。
(椿)
なら、王様に渡すのにも"無限変換システム"を組み込んだら……
(ナギサ)
うーん……
(椿)
師匠と私からの贈り物って言えば良いじゃないですか。
もちろん"ロロア魔王国の魔女王様も持ってます"ってはっきり言って。
(ナギサ)
分かったよ、そうしろ(ため息)
(椿)
やったぁ〜!
私と王様と王妃に王女と王子で7台ね。
ブルーレイデッキも。
(ナギサ)
ボクはカインと自分ので2台か。
(キリア)
おい、俺のは?
(ナギサ)
要るの?
(キリア)
要るよ!欲しいよ!くれよ!冷てぇ〜よ!
(ナギサ)
お前、立場的に大丈夫か?
(キリア)
お前の専属だ、持ってても不思議じゃねぇ〜。
(ナギサ)
じゃあ、メイド達にも配るか。
(キリア)
これで魔王宮はお前のもんだ、王宮メイドはお前の傘下になる。
(ナギサ)
またまたぁ〜。
しかし、ここだと台数が要るだけに目立つ。
専門店で買おう。
(椿)
ですね。
師匠は何台買うんです?
(ナギサ)
全部に配るなら100台だ。
数人に1台って感じで配るからな。
大きさも要る。
カイン用のは最大サイズだ。
ボクは適当に選ぶ。
資金が大量に要る、換金して回ろう。
とりあえずギガ・ダンキでの買い物を済ませて換金に向かう。
しかしギガ・ダンキで総額40万円って、どんなけ買ったんだ?
家電類は買ってないだろ?
(ナギサ)
どう換金するかな。
もう金塊を換金しないと間に合わないな。
防犯カメラもあるから画像が残る。
全国回るか?
いや、Nシステムがあるか。
怪しまれたら、追跡される。
そこで、金塊をマネーロンダリングする事にした。
マネーロンダリングを最も支援している地域、ゲフォゲフォゲフォゲフォ……に行った。
そんな場所、書けるわけねぇ〜よ!!
そこで金塊を換金した。
とりあえず10億ドル(1480億円)ほど。
口座開設を勧められたので、思い切って口座開設した。
年利10%は任せてくださいとの事なので、7%までなら許容すると伝えた。
とりあえず1億ほど必要と言ったが、それで足りますか?と心配され、10億円引き出す事にした。
(椿)
口座作って大丈夫です?
(ナギサ)
面倒だが、代替わりしたと誤魔化すか。
あの状態で断るのは不自然だ。
(キリア)
なぁ、その"ねんり10%"ってなんだ?
(ナギサ)
1年間で増える金額の目安だよ。
(キリア)
じゃあ、10%って。
(ナギサ)
今、10億円引き出したから、残高は1470億円。
これが1年間使わず置いておくと、最高147億円儲かるって事。
(キリア)
・・・は?
(王都ギルド職員 アンナ)
えーっと……
(ナギサ)
1万円の10000倍が1億円。
いつも使っても数十万円。
(椿)
バカやらない限り、一生利息、儲け分ね、それで遊んで暮らせる。
っていうか、増える一方。
だよね、師匠。
(王都ギルド職員 アンナ)
なんでそんなに換金したんです?!
(ナギサ)
ああいう場所は金額がものを言う。
少ないと相手にされない。
あの場所の顧客でVIPは1兆円を超える。
(王都ギルド職員 アンナ)
あのう……1兆円って?
(ナギサ)
1億円の10000倍。
(王都ギルド職員 アンナ)
あれでも1/10!
(ナギサ)
だから、最低限の相場は出さないと。
(王都ギルド職員 アンナ)
そ、そうね……(大汗)
(キリア)
ってぇ〜事はひと勝負ぶほっ♡
アンナの膝蹴りがキリアの鳩尾に決まった。
(王都ギルド職員 アンナ)
しなくて良いです(感情の消えた目)
(キリア)
ごめんなさい……(涙目)
(ナギサ)
良いよ、金額決めてなら。
(キリア)
良いのか!(輝く目)
(ナギサ)
やりたいんでしょ?
その代わり、金額はこっちで決める。
当たりである程度目立つのは良いが、賭け金で目立つのはヤバい。
二度と行けなくなる。
(椿)
そうね。
賭け金が多額だと怪しまれるよね。
それからベスト電化の本店に行った。
流石に100台を超えるテレビを買うんだ、支店では対応できない。
そこで98インチを1台、65インチを100台、ナギサ用は35インチを買った。
椿は50インチを買い、国王達用に98インチを6台買った。
(キリア)
お前、そんな小さいので良いのか?
(ナギサ)
1人か2人で見るならこれぐらいが良いよ。
見たら分かる、大き過ぎたら疲れるよ。
(椿)
私、夢だった50インチにした。
(キリア)
俺の50インチとかいうのはデカいか?
(ナギサ)
部屋と置き場による。
画面に近いと疲れるだろう。
まぁ、好みだけど。
後はブルーレイデッキだ。
それとソフトな、幅広く買って行こう。
音楽にライブ、映画にドラマ、CDと、しかもジャンルを広く台数分買った。
なんだかんだで1億円近く使った。
ソフトを1台200セット付けたのもかなりの金額になったからな。
まぁ、ある程度観てくれば、好みが出てきて発注制で買いに来るが。
不要なソフトは回収して売り払う。
そこはしっかりしてるんだ。
帰ってから改造に取り掛かる。
魔力仕様にして"無限変換システム"の魔法陣を刻む。
出来上がると配った。
メイド用を"魔石仕様"にすると、給金では"魔石"を買うのはしんどいので"無限変換システム"を刻んだ。
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