微小説集
蛙鳴未明
1.『文字食い』
かつて、コンクリートの密林に文字を食う人々が生きていた。とても長命で数百歳を自称する者もいた。長生きの秘訣を尋ねると、老人は「食う寝る食べる」と笑った
誰かがインターネットを教えたらしい。彼らは皆滅んでしまった。文字を追うのに夢中になって、飢えに気付けなかったそうだ。
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