第10話 巨人教師の独占欲&新たな飼い主

 ドアがガラガラと開いて桜庭先生が入って来た。


「はい。おはようございます。って翔太くん何ですかその姿?!」


「あ、あの……これには訳が……」


 僕は必死で弁解する。


「こ、これは全て椿のせいですわ!」


「そ、そうです……」


 女子たちはそう言うが桜庭先生は静かに席に着くように言った。



「皆さん……先生怒ってるんですよ?そんな酷いことをする生徒だったなんて」


 桜庭先生は腕を組んで怒る。せ、先生ありがとう……


「だ、だからアタシは……」


「何で勝手に剥ぐんですか……」

 ん?何かおかしいぞ?


「何で翔太くんの服をひん剥く時に私を呼ばなかったんですか!私も堪能したかったのに!」


「あ、あの先生?」


 僕の上に先生の手の影ができる。


「あ、あの……先生……」


 僕は逃げようとするが逃げられない。


「指を舐めてください。小学校で習ってるはずですからできますよね?」


 僕はしぶしぶ桜庭先生の人差し指を両手でつかんでチロチロと舐め始める。


「翔太くん。先生ね……怒ってるんです」


「は、はい……」


「何でもっと早く生まれてきてくれなかったんですか?私が学生の頃にいたら毎日家に連れ帰ってたのに」


「そ、それは……」


 僕は困惑する。


「まぁ冗談ですよ。あんまり彼を虐めると上にチクられて後で私が叱られる羽目になるんですから気を付けてください」


「「「は~い」」」


 桜庭先生はそう注意すると生徒たちは従った。


 授業が終わった昼休み僕のもとにある女子がやって来た。それは縦ロールのお嬢様の深雪さんだった。


「翔太様。ごきげんよう」


「あ、あの……何ですか?」


 僕は怯えながら言う。


「そんなに怯えなくてもすぐに食べたりしませんわよ」


「は、はい……」


「翔太様にお願いがあるのですが……よろしいですの?」


「な、なんですか……?」


 僕が聞くと彼女は姿勢を正した。


「貴方今日は私の家に来ませんこと?」


「え?」


「来ていただいたらたっぷりおもてなししますわよ?」


「あ、ありがたいですが。ここは遠慮を……」


「あら?いつ拒否権を与えましたの?やりなさい莉緒」


「畏まりました」


 すると脇から取り巻きの女子が出てきて僕をピンセットで摘まみ上げた。


「私の家のメイドでもある莉緒ですわ。あなたはもう逃げられないんですのよ?」


「うっ……ぐすっ……」


「今日は私たちが飼って差し上げますわ。お覚悟を♡」


 こうして僕は深雪お嬢様の家に連れ去られることになった。

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