第4話 ヤンデレギャルたちに呼び出される(前編)

 僕が目を覚ましたのは麻衣さんの手のひらの上だった。


「あ、あれ僕……ここは……」


「目が覚めましたか翔太くん」


 椿さんは僕を覗き込んでいる。


「椿たち聞いてよ。この子おっぱいに押し付けたら顔赤くして気絶しちゃったのよ。可愛いでしょ」


「ふ~ん……」


 その話を聞いていた金髪ギャルが僕を摘まみ上げる。


「な、何をするんですか……」


「ん?お楽しみ~」


 そして反対側の指で胸を弄ってかぱぁと隙間を開けた。ま、まさか……


「それじゃあ~しのおっぱいにご案内するね」


 そのまま僕を胸の谷間に挟んだ。


「はい捕まえちゃいました~。あ~しのおっぱいの方が大きいね~。ほら~」


 ギャルはそのまま胸を動かすと僕の身体を擦る。


「パイズリしたげる♪」


「パ、パイズリって何ですか…」


「ん~パイズリ知らないの?なら身体に教えてあげるね~」


「や、やめて……」


 僕は必死で抵抗するが逃げられない。


「はいむぎゅー♪」


「うっ…」



「アハハマジウケんだけどw」


 莉愛さんはそう言って爆笑する。少し苦しいけど…凄く照れてしまう。


「あ、アンタ……顔めっちゃ赤いわよ……まさかドMなの?」


「なら私の胸にも押し付けてみましょう」


 椿さんはそう言うと僕の顔に胸を押し付けてくる。


「わぷ!止めてください!」


「私の胸の方が良いですよね?ね?」


「は、はい……」


 僕がそう呟くと後ろの金髪ギャルが睨んでくる。


「ふ~ん。椿に乗り換えるんだ~」


「ち、ちがそういう訳じゃ……」


「放課後隣の教室に来なよ。もっと凄いことしたげる♪」


 莉愛さんはそうニヤリと笑った。



「な、何か用ですか……」


 放課後僕は先ほどのギャル集団に空き教室に呼び出されていた。いつも教室の中心にいて騒いでいる女子たちだ。金髪なのが莉愛さん、桃髪なのが夏希さんだ……


「あっ、来た来たwおチビ君」


「翔太くん相変わらず震えてる~小鹿みたいw」


「やっぱ小さくて可愛いね~。やっぱこの子適正かもw」


 三人に小馬鹿にされて、僕はプシューと湯気がでるくらい顔が真っ赤になった。

「あ、あの、その……」


 僕がどもると女子の一人が僕の服を掴む。


「しょ・う・た・く~ん♪今日はいい物があるんだ~」


「ふ、ふえ?な、何ですか?」


 僕は怯えながらも相手の顔を見上げる。すると隙を突かれて押し倒される。


「うわザッコ……見た目通りのか弱さw」


「や、やめて……」


 すると莉愛さんが僕の顔の上に来る。当然パンツも見える訳で……


「あーっ!おチビがパンツ見てるw」


「エッチだ~エロガキだぁ~w」


「ち、違うよ!み、見えて」


「あ~?ん~?」


 莉愛さんはニヤニヤしながら僕の身体より大きい手を振り降ろす。


「な、何これ!?」


 僕は手から逃げる。


「あっ逃げた。夏希~」


「りょーかい」


 夏希さんが足を動かす。すると僕より大きい靴が立ちふさがった。


「アハハハw逃がしてやんないよ~」


 僕の身長は小さい彼女たちの足で追うことなどたやすいのだ……


「アハハ。チービ♡」


 僕の周りに莉愛さんの指が降ってくる。彼女は優しくつついているつもりだろうが僕には潰される恐怖でしかない。


「た、助けてぇ!」


「翔太くんウケるw撮っとこ」


 夏希さんは僕をスマホでパシャリと撮る。


「や、止めてくださ……」


「あ~逃げちゃダメだし」


 夏希さんが僕に手を伸ばして摘まみ上げ、机の上に置く。


「うわホントにちっさ。ウケんだけどw」


 夏希さんの指が僕の身長を測る。


「身長こんくらいしか無いよ?」


「アハハwマジで?おチビチョーウケるんだけどwww」


 莉愛さんは僕の腕を摘まむ。


「腕ほっそ……w」


「ホントにおチビだねw」


 莉愛さんが僕の目の前に指を出す。そして……トントンと僕の頭を叩いた。


「良い子良い子♪」


「や、止めて!僕が何をしたって言うんですか……」


 僕は頭を抱えながらその理由を聞く。


「それはね~……」

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