第22話:深夜のミニストップ忠生店

「資金が……もっと必要だ……!」

勇者マサトは決意し、あまねと一緒に深夜バイトへ入ることに。


夜のミニストップ忠生店。

制服姿でレジに立つ勇者は、昼間のアホ顔とは違い、妙に真面目。


「いらっしゃいませ!」

「……勇者くん、普通に接客できるんだ……」(あまね)



だが深夜のミニストップに、次々と現れるおなじみの顔ぶれ。


東雲りな:「深夜テンションでアイス食べたいんだよ!」


ことね:「深夜ラップの練習帰り。プリン買お」


日向めぐる:「リコリス弁当の納品確認でーす」


植村恭子:「……帰宅途中にビールを」


北山望:「女子高生、深夜コンビニ来てないかな」


勇者は真面目にレジを打つが、店内はカオス状態に。


「お前ら……深夜の店をなんだと思ってるんだぁぁぁ!!」



そんな騒がしい空気の中、ひとり静かに入店する男がいた。

黒いコートをまとい、フードを深くかぶって顔が見えない。


彼はホットドッグを一本だけ手に取り、レジに向かう。


「お会計、220円です!」(勇者)


その瞬間、男は勇者をじっと見つめ──口元だけで不敵に笑った。


「……?」(マサト)


だが何も言わず、商品を受け取って去っていく。




「ふぅ、やっと静かになった……」

勇者は何も知らずにレジを閉め、また真面目に働き始める。


しかしその背中を見送りながら、あまねは小さく震えていた。


(……今の人、ただ者じゃなかった……気のせい、かな?)



店の外、街灯の下。

猫丸とべす、そして響が立っていた。


響「……嫌な気配。確かに来てる」

猫丸「勇者はまだ気づいてねぇな」

べす「ワン……(=アホだ)」


三人の視線の先、男の影が夜闇に溶けていった。

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