頭の中
柑橘禄
日々
あまりにも自分ばかりであったのか
それともそういうものなのか
上司や部下
それぞれの「今まで」があることや
自分に見せない顔があることを
ふと夜寝る前に思い出す
マンションの窓一つ一つ
それぞれの生活があることに
電車に揺られながら
じんわり胸を熱くする
命を意識する機会がもっとほしい
作れ自分
愚かだからたまに忘れそうになる
それともそういうものなのか
自分に正しさを求めてすぎているのか
狂っているのか
ただ
あたりまえのことが
あたりまえに続くように
祈り
働き
日々を
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