ある日のお昼寝
Lesewolf
ある日のお昼寝
酷暑のある日、その子はそこにいた。いつも通り、部屋から出てすぐのローカに落ちている。ミニチュアシュナウザーのわんこは、今日も涼みながら警戒に当たっている。
郵便屋さんのバイクには吠えないけれど、近所の人のバイクには耳を立てて唸る。もしかしたら、大好きなお野菜を持って、玄関の扉を開けるかもしれないのだ。
眠りながら、「ぶわん!」という小声が聞こえた。どうやら寝ぼけているようだ。
「お散歩に行こうかね。でも、まだアスファルトが暑いから、夜まで我慢だね」
そう言って、お散歩を延期する。わざわざ「お散歩」と言えば、わんこは待ってましたと言わんばかりに起き上がる。そして落胆してしまう。
私が目を覚ますと、がらんとした部屋には誰もいない。ローカで涼むわんこもいない。全て夢だ。それでも、可愛いわんこを撫でられた私は幸せな気持ちになっていた。
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