どちらか、お好きな

 「どちらか、お好きなほうの手のひらを机の上に...お願いしますわっ♡早く、はやくぅ〜」

 お姉さん、顔をめっちゃ紅くして、興奮してるの、わかる。


 うちは、机の上で、手のひらを広げて、お姉さんに見せる。


 「うわ〜、やっぱり〜」


 「どうなんでしょうか?」

 うちは、めっちゃ興奮してるお姉さんに、たずねる。


 「わたしですーっ♡」


 「え?」


 「どの占いやっても、わたしですーっ♡♡♡」

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