第5話 え?ほんと?

小松田刑事は左手でこなりんの頭を、右手でたーみんの頭に手を乗せて、

「だろ?」

とうれしそうにふたりの頭をくしゃくしゃにした。

「おまえら、何で、あの病院を廃墟だと思ったんだ?」

「だって、草のつるがあったし」とこなりん。

「不気味だったし」とたーみん。

「いいか、おまえら、草のつるはモダンアートだ、病院の建物のインテリアだ」

「「え?」」とこなりんとたーみん。

「暗くてよく見えないと思うが、あの病院はおしゃれな外観の病院なんだ、廃墟じゃない」

と小松田刑事はふたりに説明した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る