夜の肝試しに行ったら~病気だった?

栗間あみか

第1話 なにごと!?

「ここにしよう!」

古仲こと『こなりん』がその建物を見上げた。

中学生のこなりんと、田淵こと『たーみん』ことは夜の肝試しに来ていた。

その建物とはーーーーーー。

廃墟の病院だった。

明かりをつけた懐中電灯を持つ、こなりんを先頭に廃墟の中の病院にふたりは入る。

その瞬間、警報が病院の中に鳴り響いた。

「!」とこなりん。

「!」とたーみん。

いきなり照明がついて、駆けつけた警備員にこなりんとたーみんは床に押さえつけられる。

その後は大変だった。

パトカーが来て、てんやわんや。

こなりんとたーみんは事情聴取のために、パトカーに乗せられて警察署に行った。

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