私が母になるとき

朝香るか

第1話母になる

 母になる。

 ありえない。

 私にはね。


 他の子たちには普通に選び取れる選択肢なんだろう。

 普通に恋愛して結婚して子供を産んで。

 そんな当たり前の幸せを私は選べない。

 なぜならばこれまでの私の人生において

 差別が多すぎたから。


 キャラクターのせいで

 自分の存在を受け止めてくれる層は

 メジャーな人たちではない。


 人は自分たちと同じ振る舞いをできる人しか人として見ない。

 だから社会問題として鬱であったり、いじめ問題であったり、

 その他の民族問題もあるのだろう。

 日本国民でさえ生きにくいと感じているのに。


 外国籍の方も同じような悩みを抱えていると思うけれど。

 日本国民の女性も同じように感じている。

 日本人は不寛容だ。

 哀しいけれど私の生きてきた世界はきれいではない。

 こんなに醜悪な世界を

 生きてほしいと思えない。


 私のことは仕方ないけれども。

 私は母のことを一生恨むだろうし。

 こんなにも汚い世界になぜ私を生み出したのか。

 何故産んでしまったのだろう。


 何度もなんども。

 母に問いかけたいことはただそれだけ。

 私を何故産んだのか。


 私は子供に頑張れとは言いたくない。


 結婚とか出産とか。

 できる人ってすごいなって思う。

 私は孤独だから家族欲しいとは思うけれど。

 憧れと現実は違うもの。

 孤独でサミシイ。


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