第28話〜【ドッグランナー】との面接〜
さて、翌日冒険者ギルドの面接室に向かう、今日は昨日唐突に知り合いになったルビーさんがリーダーを務めるEランクパーティ【ドッグランナー】との面接だ。
冒険者ギルドの受付で冒険者証を提示してユキノさんに面接室へ案内してもらう、その道中
「あ、そうだユキノさん」
「はい、なんですか?」
「これ、差し上げます」
と言って取り出すのはジャイアントビーの蜂蜜を加工して出来た栄養ドリンク(トライセル薬研の人に話したら喜んで協力してくれた)
「これは?」
「栄養ドリンクです、名前は確か【ビーワーカー】だったかな?」
「トライセル薬研が出してる高級栄養ドリンクじゃないですか!?」
「いや、なんかトライセル薬研の人に妙に気に入られてるみたいで素材持ってったらすぐに加工してくれましたよ」
「そんな高級な栄養ドリンクを私に?」
「ええ、なんか疲れてるみたいだったので」
「ありがとうございます!これで頑張れます!っと着きました、ここが面接室です」
「はい、ありがとうございました」
と、ちょっとルンルン気分のユキノさんを見送り面接室の扉をノックし中に入る
「あ!お待ちしてました!サハラさん!」
と、元気よく声をかけてきたのはルビーさん
「今日はよろしくお願いします」
「あっ、とと、Eランクパーティ【ドッグランナー】のリーダー、ルビー·ケヤキです、今日は、よろしくお願いします」
「補佐のシノ·ケヤキよ、ルビーが暴走し始めたら止める係」
と、面接室のソファに座って挨拶を済ませる、ちなみにシノさんは昨日ルビーさんの頭をはたいていた緑髪の猫獣人だった
「さて、まずは何が出来るか、ですね!」
「えーと、それは適正とかの話ですか?」
「いえいえ、パーティというのは皆役職があります!私は前衛アタッカー、シノはレンジャー、今この場には居ませんがもう1人はキャスターでもう1人はスカウトです」
ちなみにレンジャーとは遠隔物理攻撃を得意とし奇襲の警戒をする役職、キャスターは魔法での攻撃や支援、回復を行う役職、スカウトは宝箱の解錠やマッピングが主な仕事の役職だ
「サハラさんは全武器全魔法適正なので正直何処でも出来そうですが私達が求めている役職はタンクです」
タンク、最前衛に位置し敵の攻撃を1手に引き受け仲間を守る役職
「ふむふむ、となると、メイン武器を斧から剣盾か槍盾に変える必要がある感じですね」
「すみません、うちはどうしても装備が軽装になっちゃって、今前衛してる私の怪我が絶えなくて···そこそこの怪我ならパチュちゃんの回復魔法で回復出来るんですがそれこそ長期戦に向かない感じになっちゃってまして」
パチュちゃんというのが多分キャスターの名前かな
「なるほど、だから重装タンクが欲しいと」
「はい!お願い出来ますか?」
う~む、中々の熱意だな、まあ、大型モンスターとの戦闘経験とかも積みたいしダンジョンにも潜ってみたいからひとまずココだな
「分かりました、【ドッグランナー】に所属します」
そう、答えた瞬間パァーッと顔が明るくなるルビーさん、飛びついて来そうだったのをシノさんが首根っこを掴んで制止する、「グエッ」って聞こえたけど
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