第20話〜【黄一色、蜜蝋の壁】〜
今日は、アルペン牧場の近くに出来たジャイアントビーの巣の壁を採取しにアルペン牧場を訪れグレイさんに挨拶した後、件のジャイアントビーの巣に訪れた
「さて、いないと思うけど···」
耳栓をしてコールドスリープを巣の中に照射、しばらくしても音がしないので空の巣になってる様だ
「うし、良かった」
と、袋からピッケルを取り出し巣の中に入っていく
しばらくは岩壁だったが奥に進むにつれ蜜蝋の壁特有の黄色に壁が変わっていき奥に辿り着く
「さて、この辺を、っと」
手近な蜜蝋の壁目掛けてピッケルを振り下ろす、パカンッと、小気味のいい音を立て蜜蝋の壁が割れる
「よしよし」
そのままパカン、パカンと音を立てつつ蜜蝋の壁を採取していく
「蜜蝋の壁は何になるんだったっけ···?」
と、思い採取しながら説明の内容を思い出す
【ジャイアントビーの巣】
【蜜蝋で出来た人が入れる大きさの巣、と言ってもジャイアントビーは草食(と言うか蜜食)なので人を襲う事は滅多に無い、巣の素材である蜜蝋は溶かして薬品と混ぜ革靴を磨く為の研磨剤になったり工業製品を作る歯車に塗るニスになったりする、どれを作るにしても錬金術師の腕が問われる素材、イオタ所長いわく「蜜蝋のポテンシャルを完全に発揮出来るのなら1流の錬金術師と言っても過言じゃないねぇ」との事、ちなみに「無論、私は出来るとも!」と自画自賛していたのも付け加えておく】
と、イオタ所長自らの説明を思い出しつつパカンパカンやってたら20kg分の蜜蝋の壁を採取出来た
「よし、とこれで終わり」
ある程度綺麗になった洞窟を後にして再びアルペン牧場のグレイさんに挨拶して帰る、これで昇級ポイントは貯まりきった、後は報告だな
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