第7話 秋男、再び夢に挑む

 カルーラ父、ヴォクシアこと、お父さんの『二宮 秋男』。


 老舗大手の建築会社で建築士をしていたが、不況の煽りでリストラ。

 その後持ち前の話術を活かして家電会社に就職し、売り上げをメキメキ伸ばしたことで、優秀社員に選ばれ宣伝部長に昇格した。

 嬉しいけど、本当はちょっと達成感が乏しい。

 やっぱり自分の描いた図案や、アイディアで勝負したい派だった彼。



 元々技術は卓越しており、先進的なアイディアを出していた秋男。

 しかし、同族企業の中で彼は異端だった。


 社長の親族が多い会社で、常に前に出て図案意見を発表していたからだ。

 勿論他企業の募集コンペにも、彼が代表で作品を出品していた。

 これは彼の独断ではなく、上司からの依頼である。


 相手方の意見を聞き、それを図案に取り入れる能力が高いことで、多くの案件がこの会社に利益をもたらしていた。


 それに伴って会社内からも評価され、認められて得ていた幸福感。


 しかしそれを面白く思わない者も、少なからず存在した。

 社長の血縁の建築士達である。


秋男の実力は誰もが認めるものであり、今後昇進すると信じられていた。

 これが同族企業でなければ当然のことであったのだが、この会社では許されないことだった。



 ごく一般な家庭出身の後ろ楯もない社員に、親族が負けることを拒んだ社長や幹部達。

 実力が彼より劣ると分かっていても、下につくのをプライドが許さないのだ。


「ええっ、それではゴーストじゃないですか! そんなこと出来ません」


 そう、この会社の上司、言ってしまえば社長から、手柄を社長の親戚である、建築士に渡すことを命じられたのだ。

 だがそんなことは秋男の性格上、受け入れられなかった。


 自分の図面は、心血を注いだ子供のような物である。

 最初は拒んだ秋男だが、家族の為に一度は指示に甘んじた。



 しかし他人の名で自分の作品が発表されるのは、悔しくて苦し過ぎた。

 結果として、食欲不振や不眠で体調不良となり入院。

 会社は不況の為と言って、彼をあっさり手放した。


 所謂クビである。


 そして彼が他の企業に就職出来ないように、アイディア盗用の噂も流す悪質さ。

 確実に彼が、驚異になると考えたからだろう。


 入院中にお見舞いに来た友人の職員に、このことを伝えられて秋男は絶望した。


「なんでそこまで…………ゴーストのことは言うはずもないのに」


 ゴースト……。

 矜持を曲げて受けた、屈辱の記憶。


 友人は憤っており、会社を訴えることを提案した。

 この友人だとて社長の遠縁に当たるのに、秋男の為に怒ってくれているのだ。

 彼に味方すれば、どんな処分があるか分からないのに。

 そもそも友人の家族にだって、迷惑がかかるだろう。


「ありがとうな、明人。でも、俺はもう良いよ。

 この仕事に疲れたんだ。少し休むことにするよ」


「…………そうか、そうだな。お前は理不尽の中、良く頑張ったよ。

 本当にスゴいよ…………何にもできずにごめんな。

 友達になんもしてやれないなんて、悔しいよ」


 泣きそうな顔の明人は、右手で口を覆った。

 嗚咽を堪えるために。



 その言葉だけで、秋男は満足した。

 会社にも心配している人がたくさんいることを、彼は伝えてくれた。

 その言葉にも、涙が出るくらい嬉しかった。


 でもそれだからこそ、秋男の訴える気持ちは消えていく。

 そんな人達に、辛い思いをさせたくないから。

 いくら老舗とは言え、海外企業も参入している群雄割拠だ。

 醜聞は経営の命取りになる。

 下手をすれば経営の悪化で、未曾有の大量リストラにもなりかねない。



 だからこそ…………。

「もう良いんだ。俺さあ、他にもやってみたいことがあるから」


 明るく伝える秋男に、明人は分かったと静かに聞き入れてくれた。

 きっと察してくれたんだろう。



 大声で「訴えろ」と言う会話が聞こえた所から、病室に入りそびれた妻の華。

 心配になり、そっとその場で中の話を聞いていた。


 幸い? なことに数人で入る病室は満員で、ここは少し離れた差額の発生する個室。

 看護師も華が妻だと知っており、不振がられることもなかった。

 電話か何かで、外に出ているんだろうと思うだけだ。



 そこでバッチリ聞いた華は、絶対に秋男を責めないことを誓う。

 子供にもそれを徹底させた。


 退院後体調が戻り、再就職を果たした秋男。

 そこは畑違いの家電販売会社だった。


 大学の落研でならした、ちょっと毒を交えた話術で、お客様を楽しませながら商品を紹介して売るスタイル。


 勿論商品の良いところと悪い部分を理解し、それを分かった上で購入して貰った。

 迷う人には決して売らなかった。


 迷うくらいの余裕があるなら、それ程必要としていないと思うから。

 壊れていなければ、急ぐことはないと思って。


 今後必要になれば、その時に購入して貰えば良い。

 家電は安い物ではないから。



 その心意気が良かったのか、彼は人気の販売員になっていた。

 彼を指名して購入する者も増えていく。


 社員にも社長にも喜ばれ、給料も上がり幸せだった。

 家族に不自由もさせていない。



 でも……………。

 気持ちの何処かで、また自分で設計をして作り上げられた建物を見たいと望んでいたのだ。

 誰にも打ち明けていないけれど……。



 そんな秋男が転生先に持ってきたのが、製図ペン・定規各種・製図用の上質紙・トレース台だった。


「ああ、これ。どうしても捨てられなくて、机の横にまとめて置いていた物だ。

 ああ。やっぱり、俺とここに来てくれたのか。

 ありがとうな、みんな……ぐすっ」


 部屋でこっそり泣いている秋男を、華は静かに見守っていた。


 そして夕食時に、こう言ったのだ。

「ねえ、秋男さん。ここには娯楽が少ないと思わない?

 私ね、遊園地で遊びたいわ。

 かずさはどう思う?」


 突然言われたかずさだが、勿論大賛成だ。

「ええ。遊園地があるの? やったー。

 休みの日にでも行こうよ」


 はしゃぐかずさだが、近隣で見たことはない。

 隣国とかにあるんだろうかと、ワクワクしていると。


「この時代にある訳ないじゃん。何言ってんだよ」

 辛口の水樹が水をさす。


 華は顔の前で人指し指を揺らし、 「作れば良いのよ」 と言う。


「「誰が?」」


 かずさと水樹が同時に声をあげると、華がすかさず答える。

「ふふふっ、秋男さんがいるじゃない。

 どでかいの作って貰うわよ。ね、秋男さん」


 話を振られた秋男は、一瞬ぽかんっとした。

「えーっ、俺が?」


「そうよ」

 何言ってるの、当たり前じゃないと言う態度だ。


「そ・れ・と・も、自信がないのかな~」

 煽ってくる華に負けじと、


「ばっか、余裕だし。ちょちょいだぜ、そんなの」

「じゃあ、決まり。シルバー、聞いてたわね?」

「はい、奥さま」

「これから言うことを書き取ってちょうだい。


 まずは、

①小さい山一つ分位の土地。

②馬車や時計を作れる、細かい細工ができる職人の確保。

 これはできる限り大勢が良いわ。


③土地をならして平らにする職人。建築に関わる人材ね。

 広大な土地になるから、鉱山を掘る人員が良いのかしら。

 それはシルバーにまかせるわ。


④建物を建てる大工。

 これも大勢に頼みたいわね。


⑤それから、塗装や看板、イラストとか。

 これはかずさの人脈で何とかして。


⑥マスコットキャラとか、ぶっちゃけ美少女のフィギュア、彫刻どっちでも良いわ。

 各所に案内板作るから持たせるように作って。

 後は可愛い動物やロボットとかも、好きなだけ作って頂戴。


 動物は柔らかいビニール製で、抱っこできるやつ。

 可愛くて購入したくなるようなの。

 ロボットは中に乗り込めるくらいデカイやつ。

 今は遊園地が先だけど、何れは動かせる作品の場所も作るわ。

 後は、水樹に任せたわよ。

 かずさもサポートお願いね。


⑦後は錆びたり古くならないように、建物や乗り物に保護魔法をかけられる魔法使い。

 動力の動き制御して、安全確保できる魔法も必要ね。

 場合によっては魔法使いを継続で雇って、点検して貰うのも良いわね。


⑧レストランや軽食、クレープやフランクフルト等の縁日っぽい屋台も必要ね。

 飲食は私がプロデュースするわ。


⑨後は定期的に接客担当する従業員ね。

 それは建物ができてから考えましょう。


 秋男さん、一度動き出せば止まれない計画よ。

 覚悟は良い?」


 秋男を見つめ微笑んでいる華は、楽しそうに声を張った。



 その前に、かずさと水樹が声をあげる。


「タダ働きじゃないよね。めっちゃ、時間取られそうなんだけど」

「決定事項みたいに言われてもさあ。

 やるのは良いけど、お金とかどうなってるの?」



 ふふんと、鼻息荒い華。


「それは大丈夫。

 もうリンダ夫人に資金援助頼んだから。

 最初は利益率のパーセントで交渉しようと思ったんだけど、かずさ発案? の絵の具やクレヨン産業の利益が半端なくて、資産があり余ってるそうよ。


 なので、利息なしで必要費用を貸し付けてくれるらしいの。

 本当は全額かずさにあげたいそうなんだけど、嫌でしょ、そういうの」


 コクンと頷く、かずさ。

 だってこれ以上借りを作ったら、また婚約者にとか言って、誰かに会わされそうだもの。


「と言うことで。

 急いで遊びたいから、高給優遇で人員投入するわよ。

 絶対成功させるから、任せて!」

 ドンと胸を叩く、勇ましい華。


 そして「秋男さんは嫌なのかしら?」と、再度上目遣いで問いかけてくる。


 ここまで秋男は、ほとんど喋っていない。

 でも、瞳は輝きを取り戻していた。


「やるに決まってる。

 皆も遊びたい物のアイディア出せよ。

 全部取り入れてやる。

 今夜から徹夜だな。

 あ、悪いけど商店業務の仕事、シルバーに任せて良いか? 

 他に人を雇っても良いから、頼むよ」


「承知いたしました。その業務でしたら、私だけで十分行えます」

「ああ、頼りにしているよ」

「御意に」


 シルバーは満足げに頷く。


 かずさと水樹も同意した。

 確かに大変かもしれないが、こんなワクワクする機会なんて滅多にないことだ。


 何だかんだで、理想の遊園地の原案を皆で考えていく。

 シルバーとアーミンにも、意見を貰った。

 アーミンは「花壇や木々がたくさんあって、帰りに同じお花を購入できると嬉しいです。

 ピクニックに来ている雰囲気を味わえそうです」と微笑んだ。


 シルバーからは、「テーブルにパラソルを付け、日焼けをしないように外でお茶を飲む場所があると嬉しいです。

 かなり広大な地になりそうなので、休憩のベンチもあると、年寄りには助かりますな」との意見が。


 シルバーの鍛え上げられた体は、疲れたりしないだろう。

 きっと遠回しに、アイディアをくれたんだろうな。

 仕事のできる執事である。




 数ヵ月後。

 そこで作りあげられた遊園地は日本だけでなく、世界中にあったあのランドのような仕上がり。


 ジェットコースターも、魔法で安全装置がついているので安全の太鼓判だ。

 その分、際どい角度と回転が加わっている。

 この世界の人は初めての遊具だし、攻めている作りなので集客は期待していなかった。

 が、大人気だった。

 スリルは異世界を越えるんだね。


 船が大きく揺れる乗り物や、ブランコが回る物も人気だった。

 メリーゴーランドや観覧車、汽車の乗り物は、親子連れに喜ばれていた。


 休憩場所や飲食店も充実している。

 勿論、持ち込みのお弁当も許可している。


 この国でも貧富の差は大きいので、入場料は比較的安めだ。

 乗車券は1回分ずつお金がかかるが、それほど高額ではない。


 乗り物に乗らなくても、アーミンの提案した花壇や木々に癒されたり、そこから乗っている人を見るのも楽しい。

 また、食べ物を目的に来る人も多い。

 華さんプロデュースの(華は作っていないが)美味しい店や屋台は、グルメの心を掴んだ。

 子供だって大喜びだ。

 チョコバナナ、りんご飴、フロート、たこ焼き、大判焼き、焼きそば、焼き鳥、クレープ等など。


 他の人の様子を見て(費用面で)今回は乗れなくても、次回来た時に乗りたいと、希望を持って貰えるのも嬉しい。

 娯楽にしてはお高めだから、たくさんの乗り物にはなかなか乗れない。


 それでも密かに、恋人達のデートスポットにもなりつつあるようだ。


 お化け屋敷は怖すぎて、女性が泣いて化粧が取れたと訴えがあった。

 その為入り口に、泣いて化粧がとれることあり、デートには不向きですとプ◯キュア風のフィギュアにボードを持たせた。

 初の注意喚起である。

 それ以上は責任は取れない。


 ある程度は吊り橋効果で、恋愛率上がるんだけどね。

 一度このレベルに設定したから、怖さを下げられないし。


 中のお化け役の人にも、怖がらせたら給料アップを約束しているので、こちらも真剣なのだ。

 心して入って欲しい。




 水樹はフィギュアを作りまくった。

 魔法師に保護魔法をかけて貰い、壊れないと知ったから、フィギュアのディテールにもかなり拘った。


「俺の嫁達を、全国民にお披露目だぜ!」なんて言って。


 結果集大成とも言える、100体以上の美少女がランドに存在する。

 全員衣装と顔が違う、力の入れようである。

 髪や瞳も微妙に調整し、被らないくらい本気を出した。


 そして日々、数が増えていくフィギュア。

 作成物は次々に買い取りして貰い、遊園地に並べていくが、そろそろ置き場所に困りそうな量だ。

 水樹的には、自宅での置き場所がいらないのと保護魔法を気に入っており、ただでも作りたいそう。

 でも置けないなら、売りに出すことも承諾している。    

 新たな商業展開の臭いがする。


 巨大ロボットも、階段を作って乗り込めるようにしている。

 操縦席はボタンやハンドルも動き、音や光も出て振動もする。

 希望者には、無料のコスチュームの貸し出しもしている。

 さらにかずさの弟子がロボット漫画を発表し、人気に火がついたので、2代目を作成中である。

 敵のロボットも人気があり、こちらの作成はまだまだ追い付かない。

 そのうち別の場所で、動くロボットランドも作りたいが、戦争に利用されそうなので、計画は保留中である。


 ちなみに商品化を狙った小動物のソフトビニール人形だが、某とっとこ◯ム太郎のようなキラキラお目目にしたら、狙い通り売れまくった。

 即売れで水樹が補充の為に、死ぬほど忙しくなったのは言うまでもない。

 それでも追い付かず、とうとう専用の会社もできてしまった。

 他国の客の中で、大量購入者が現れたからである。

 どうやら、子供のお土産に大人気らしいのだ。



 そしてかずさも、イラストやキャラクターをふんだんに描き、仲間や弟子達も楽しく手伝いをしてくれていた。

 次々に追加される飲食関係の建物に、看板や塗装書きもするので、画家やイラストライターでの給料が少ない仲間もバイトに来ている。

 高額バイトなので大人気だ。

 イラスト等でなくとも、普通にランドでバイトしている者も出ている程だ。

 そのお金を貯めて、絵の道具代にする為に。


「あの門のイラスト最高だね。実は私がやりました」

「「「うん、良いよ。遊園地の楽しいところを、たくさん表現できてるもの」」」

「たはぁ、ありがとう!」


「私、幸せです。この場所に、ずっと私の絵が残るなんて」

「本当そうよね。メリーゴーランドの屋根と馬の鞍の色合いも最高よ」

「私、両親にも自慢しました」

「私も」

「僕もだよ。反対されても、絵の仕事してて良かった」

「後ね、お化け屋敷の血糊怖すぎるって」

「おお。誉め言葉じゃん!」


 頻繁にここを訪れて、みんなでソフトクリームを食べながら作品を眺める、満足げなかずさの仲間達。

 開園後はかずさ達も入場料を払う為、既にお客さんになっているのだが、金額以上に楽しい場所なのだ。



 楽しむ人達を見ていると、寝ずに大仕事をした秋男は、心から満足していた。


「ああ。俺のやりたかったのは、こういうことだったんだ」


 その後秋男は、今までの商人の事業をシルバーの知人に委託した。

 シルバーは自分で処理できると言うが、多忙なシルバーにこれ以上負担はかけたくない。

 それにあくまでも委託なので売却はしていない。

 もしかしたら本当のドンマイン家族が、こちらに戻ることもあるかもしれないからだ。



 今後秋男は、この遊園地を修正補修しながらも、他者からの仕事依頼も受けることになる。

 それは今後、王国の離宮の補修等にも繋がるのだ。


 リンダ夫人に借り入れした資金は、既に返却した。

 いらないと言われたがその年の収入の、1%分も上乗せして渡している。


 従業員の給料や飲食店・乗り物等の必要経費を引く前の、総利益からなので莫大な金額である。

 それでも機会をくれたリンダ夫人には、華は感謝で頭が上がらないのだ。


 秋男の夢を後押ししてくれた彼女リンダ夫人は、ドンマイン家の恩人だから。



 そんな気持ちを受けたリンダ夫人は、低金利で起業の貸し付けをする団体を発足させた。

 誰が言わずとも今のリンダ夫人は、この国一の大富豪である。

 そして有能な若者が彼女に集い、数年後一大商業帝国となるのだった。




 リンダ夫人は、秋男を元気にしてくれた。

 こんなに嬉しいことはないと喜ぶ華。


「華さん、ありがとう。最高の妻だよ君は!」

「今さら気づいたのね。でもありがとう」

「違うよ。ずっと最高だと思ってる」

「私も愛しているわ」

「華さん」

「秋男さん」

 抱きあう二人は、いつも通りの暑苦しさである。


 子供達の目も生温いのだった。

「またやってるよ」

「仲良いよね、本当」


 だが嬉しいことばかりではない。

 この事業の成功で二宮一家は富豪となり、たかりや誘拐の危機が高まったのだ。

 勿論それを許す、シルバーとアーミンではないのだが。



 今後一騒動があることを、二宮一家はまだ知らないのだった。





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