(三)
百均で、原稿用紙四十枚を手に入れた。もちろん博美の金で。手に取った時、少し不安になった。私はこれを有効活用できるだろうか、という不安である。無駄にはしたくなかった。
とりあえず今日は、それを机の上に置いて、眠ることにした。
朝起きて原稿用紙の袋を見ると、威圧されたような気がした。私は顔をしかめる。受けるんじゃなかったと少し思ってしまった。
あれに何を書くかはまだ決まっていない。
「うーん、どうしようかな」
としゃべっていた。
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