仄言(ほのこと) Partie 2
橘夏影
閏鳴神月
閏鳴神月
二〇二五年には 閏六月がある
明日 七月二十四日から はじまる
リズムを整えるのには ちょうどいい
〝まなざし〟 というものは
寄り添うことや 向き合うことの
象徴でもあるけれど
ときに 暴力として ひとの内に根を張る
ミシェル・フーコーは 『監獄の誕生』のなかで
ジェレミー・ベンサムの考案した パノプティコンを題材に
それについて語っている
まぁ ただの 独り言
遠鳴が聴こえる
嗚呼
二回目の停電は 勘弁して欲しい
さすが 鳴神月
ひと味 ちがう
――雷母が見ているのかもしれない
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