A-3「地下室の扉」

【提出資料番号:HK-1005-A3】

発見日時:2024年10月5日

場所:旧桜ヶ丘小学校 廃校地下室入口

発見者:調査員・藤原真央(27)

映像時間:41分22秒

ファイル名:SCHOOL_BASEMENT_DOOR.MP4

記録者:元生徒・匿名(記録のみ)


【映像の詳細記録】

藤原は前回の調査から数日後、ついに地下室の扉の鍵を入手した。

それは錆びついた鉄製の古い鍵で、何らかの手がかりを頼りに入手されたものだった。


映像は薄暗い地下室の入口から始まる。藤原の手が震えながらも鍵穴に鍵を差し込み、ゆっくりと回す。


扉は重く、きしむ音を立てながら少しずつ開いていく。


地下室の中は湿気とカビ臭さが充満し、足元はぬかるんでいる。壁には無数の掻き傷と謎の文字が刻まれていた。


中央には古びた木箱が置かれており、その蓋には「記録者」とだけ刻まれている。


藤原は慎重に蓋を開け、中から古いノートやビデオテープ、カセットテープを取り出す。


突然、背後で低く不気味な唸り声が響き、映像が揺れる。


振り返ると、闇の中に黒い影がゆっくりと浮かび上がる。


藤原はパニックになり、急いで出口へ向かうが、扉が閉ざされてしまう。


映像はその直後、激しい乱れとともに途切れ、最後に藤原の叫び声が遠ざかっていく。


【補足調査】

地下室に残されていた資料は「記録者」と呼ばれる者たちの証拠品である可能性がある。


これまでの事件や異常現象の核心に迫る重要な手がかりと推測される。


現在、資料の解析が進められているが、詳細はまだ公表されていない。


【関連章とのリンク】

「廃校の囁き」で見つかった日記の内容と一致する部分が多数確認されている。


「記録者たちの遺言」シリーズの真相に直結する重要拠点。


影の存在や消失現象に関する新たな手がかりが多数含まれている。

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