A-1「廃校の影」
【提出資料番号:HK-0923-A】
発見日時:2024年9月23日
場所:郊外の廃校・旧桜ヶ丘小学校
発見者:調査員・藤原真央(27)
映像時間:33分05秒
ファイル名:SCHOOL_SHADOW.MP4
記録者:元生徒・匿名(記録のみ)
【映像の概要】
映像は廃校内を探索する様子を手持ちカメラで記録したもの。
調査員はかつてこの学校に通っていた元生徒で、廃校に関する怪談を調査する目的で訪れている。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
【映像内容抜粋】
[0:00]
校門の錆びた門扉。秋の風が冷たく吹き抜ける。
長年放置された廃校は静寂に包まれている。
[6:10]
廊下を歩きながら、かすかな足音や子供の笑い声が聞こえる気配がある。
映像にはその音源は映っていない。
[12:50]
教室に入り、黒板にはかすかに「帰れ」と赤いチョークで書かれた跡が残っている。
記録者の声が震え、
「誰かがいる……ここに……」
[19:30]
旧体育館に足を踏み入れると、周囲の空気がひんやりと冷たくなる。
天井の鉄骨から何かが揺れ動く気配が映像に映る。
[26:55]
突然、廊下の蛍光灯が一斉に消え、映像も暗転。
不気味な囁き声が複数重なり合い、画面端からノイズが侵食を始める。
[32:50]
映像はちらつきながらも廊下を映し出すが、記録者の影が不自然に伸び、ゆがんでいる。
その影が徐々に壁から離れ、独りでに歩き出す。
[33:05]
映像は突然途切れ、最後に不気味な子供の笑い声が響く。
【補足調査】
廃校は数年前に突然閉校となり、関係者はその理由を明かしていない。
地元では「帰れ」と書かれた黒板の伝説や、消えた生徒の噂が語り継がれている。
映像内の囁き声は過去の「声の記憶」の録音と酷似。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます