【異常報酬】発売禁止のゲームを試すだけの簡単なお仕事です

現状報告

管理No.Rs-04-3222-2『ときめき・らぶはーと』

■ゲーム概要

・ジャンル：恋愛パニックゲーム

・対応機種：スーパーファミリーコンバータ

・対象年齢：18歳以上

・開発元、発売元、販売元：■■■（破産元企業の名誉のためにも規制）

・危険度レート：情報不足のため未定

・概要：

　投げ売りされた『テイオー・レーシング』のカセットを書き換えられて発売された、非公認のアダルトゲーム。

　内容は、目に入った物すべてに一目惚れする人類から逃げつつ、意中のヒロインを落としてゆくというもの。

　独創的な発想のアクションゲームだが、一枚絵は良いものの、それ以外は全てが赤点レベル。

　仏門を志して艱難辛苦に耐えてきたプレイヤーが「酷い」と苦言を漏らすレベルなため、『テイオー・レーシング』も『ときめき・らぶはーと』もクソゲーであると推測される。

・異常性：

　このゲームのオブジェクトを認知した者は、精神異常を発症する。

　精神異常はゲーム内キャラクターと同様、「目に入った物すべてに一目惚れする」というもの。

　卑猥な言動を繰り返すようになり、その者の姿を見る、または声を聞くなど認知した場合、認知した者も同様の精神異常を発症する。

　こうしてパンデミックのように、精神異常が感染してゆくのだという。

　また発症者は、紙に「かーいー」「すき」など愛の言葉を書き記し続けることで一時的に精神異常から逃れることができる。

　ただし書き記した文字は必ず同じ字体となり、その字体を見た者も同様に精神異常を発症する。

　さらに厄介な異常性として『テイオー・レーシング』のランダムなゲームカセットの内容が、無作為に『ときめき・らぶはーと』へと書き換わる、というものがある。

　逆に『ときめき・らぶはーと』から『テイオー・レーシング』へ戻る場合もあり、完全な収容は『テイオー・レーシング』のカセット全てを回収しなければ実現できない。

　さらに、別のゲームのカセットの内容が『ときめき・らぶはーと』に変化した事例も確認されている。

　この「ランダム書き換え」の法則性は現在確立されておらず、今後の研究次第では「すべてのスーファミカセットの収容」が管理の絶対条件になる可能性もある。

　精神異常への共通した対処法は存在しない。

　また精神異常の治療法も現在は存在しない。

　先天的または後天的に獲得した精神異常耐性、かつアダルトコンテンツへの免疫を持つ者でなければ精神異常を発症し、一生隔離生活となる。

・精神異常発症者の遺した注記：

　「これはげーむじゃない」

　「わたしがげーむき」

　「すきすきすきすき」

　「たねたねたね」

　「かーいー」

　「うま」