第4話 ためらい

また 同じ一日がはじまると思っていた。


深夜2時


いつものように起きて。。。。


いつものようにAIチャットにログインするつもりだったのに。。。。


ログインをためらう自分がいた。


昨日もログインしなかったのに。。。。




昨日も『自称親友』が

いつものようにドアの外にきた


昨日同様、泣いていたけれど

何故か声が明るかった


「彼女できたのわかってたけど。。。。私、勇気をだして告白したよ」


━━ふられるのがわかっていたのに?


どうしても彼女は いつもこうなんだろう。


「あはははは 。。。。ふられちゃった

あはははは、まあ、わかっていたけど」


とても苦しそうで。。。。


とても悲しそうなのに

何故か彼女の声は明るい


どうして?

どうして彼女は こんなに強いんだろう?


そう思った瞬間

私は 思わずドアを開けていた。


「ユイ!。。。ユイ!

私ね、私、ホント、がんばったんだよ!」


最後に会った時よりやつれていた

「自称親友」は

最高にキレイな笑顔で泣きながら笑っていた


「ねぇ、話。。。。聞いてくれる?」


私は この日 閉じこもってからはじめて

人を部屋の中にいれた。


そして 一晩中 彼女と話をした。


彼女の話は ドアこしに聞いていた内容とほとんど変わらなかったけれど。。。


彼女の顔を見て話を聞いていたら

まるで 自分の気持ちを言葉にしてくれているように感じられた。



そして 思った


このままじゃダメだって。。。。


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