6-10 最終決戦だにゃーん

6-10 最終決戦だにゃーん


なおは、くじ箱に右手を入れて、ぐるぐるとかき混ぜ、1枚引いた。

【コスプレ、ピョンピョン走】

「「 男女対抗。布団3組ずつ用意して、壁側からスタート。一人ずつ布団の中でコスプレに着替えて、ポーズをして、次の人タッチ。これを3回繰り返して、窓側についたら、3人目はさきほど中に入った布団を3組飛び越して、壁をタッチしてゴール。コスプレは相手が決める。 負けたチームの罰ゲームは、二人がシーツを持ち、代表一人がその後ろで水着に生着替え」


ナターシャ「面白そうです。ジャパニーズコスプレ、ピョンピョン走で勝負ですね。」


(あれ?この罰ゲームって)


俺達はナターシャが後ろを向いている間、3人でクローゼットで着替えにくそうな服を選び、ナターシャのコースの布団の中に入れた。


俺達も後ろを向いて作戦会議、ナターシャが布団にコスプレを隠すのを待った。


「なおは最後で、俺が最初、りなは2番ね。がんばるぞ!」

俺は声を張り上げた。気持ちよかった。


(またりなのコスプレが見れる)と思うと嬉しくなった。



―――――


布団が3組ずつ敷かれた。真ん中に境界線。

片側にチーム・俺&りな&なお。反対側にナターシャが立つ。


「よーいスタート!」

なおが手を振り下げ合図した。


俺とナターシャが一番手。


ナターシャは手前の布団へ滑り込む。

俺は布団もめくり、コスプレのチェック。

(侍の衣装、刀、カツラ付き)

遅れて布団に潜り、服を脱ぎ、侍の衣装に着替える。

布団の中は真っ暗だったが、見ておいてよかった。

手の感覚で、服をイメージして落ち着いて着替える。刀を持ち、最後にカツラをかぶって、布団を跳ね飛ばし、決めポーズ!


ナターシャは、黒のハイレグから着替えが終わり

すでに二番目の布団に滑り込んでいた。


「速すぎだろ!」俺は慌てて、りなにバトンタッチ。

「先に衣装を見たほうがいい!」

りなはうなずき、布団をめくる。

そこには、しっぽ付きのマイクロビキニと猫耳カチューシャがあった。

「やったー。チャンス!」となおは言ったが、

りなは真っ赤な顔で、固まっていた。


「りな!早く!」なおが急かすと言葉を失い、

りなは頬を赤らめ、 静かに布団に入っていく。


(あれ?布団の中は、はだk…)

10秒後、りなは布団から出てきて、

「にゃーん♡」

小さな声とともに、りなが手を前に曲げてポーズをとった。表情は真っ赤。


(……あぶない。可愛すぎて心臓止まるかと思った)


なおにタッチをして、りなは衣装の上から浴衣を羽織った。

ナターシャは空軍の衣装で、すでに最後の布団に潜っていた。


なおも布団をめくる。

そこには、ふわふわの熊の全身きぐるみがあった。


(もし、着替えで追いついても、全身熊では飛べない。負ける。。。なおがんばれ)

俺は心の中で祈った。


なおは急いで、布団に潜った。


10秒後、熊のなおと俺の選んだ黒のピチピチ全身タイツのナターシャは同時に布団から出てきた。

ナターシャは余裕の笑みを見せ、軽やかに1枚、2枚、3枚と跳び越える。

ナターシャの最後のジャンプは、美しかった。まるで氷の上を舞うような芸術品。

なおは、視界も機動性もない熊で、さらに速く1枚、2枚、

「いけええええええ!」俺とりなが叫ぶ。

なおは助走をつけ、布団3枚目を飛び越え

「タッチ!!!」壁をぺちんと叩いたなおの手が、ナターシャよりわずかに早く届いた。

「勝ったーー!!!」

なおが熊の中から叫びながら、床に倒れ込んだ。


ナターシャは片膝をついて、クスッと笑っていた。



第6章 もう一つの王様ゲーム 完

最終章へ続く

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