提出プロット見本
※以前別の企画で南雲が出したプロットなので、《テーマ:ふわふわ》ではないです。
提出プロットの参考にだけしてください。
また、登場人物の名前は《ヒーロー》《ヒロイン》や《登場人物A》《登場人物B》などと明記して、本文を書く方に命名を丸投げしても構いません。
【起】
作品を描き上げたアラサー引きこもり画家である
絵の納品に行ったついでにその話をすると、画廊のオーナーが20代前半の美麗な家事代行である
家事代行として働く巧の姿を見て思わずスケッチを始めるはるか。
何枚ものスケッチをぼんやり眺めるうち、巧がとある絵画のモデルだと気付く。
彼は、彼の母親が描く絵画のヌードモデルをしていたのだ。
【承】
モデル料も追加で支払い、巧を描くことにしたはるか。
描きながら会話を繰り返すうち、巧の目が自分だけを見ていればいいのにと思うようになるのだった。
巧をモデルとして仕上げた作品は賞を取り、美術館の展覧会で展示されることに。
それを見に来た小学生の
パンクなファッションに身を包んだ萌絵は、クラスであれば浮いてしまう自分の感性が、ここでは自然体でいられると自覚し、飾られた絵に夢中になった。
また、絵を見ると作者がどういう感情でその絵に向かっていたのかを感じ取れるギフトを持つ幸奈は、はるかの絵から、すべてを呑み込むような別のナニかの力を感じる。はるかの感情など、欠片も感じとれないほどに。
【転】
展示会中盤、トラブルが起こる。
幼少期に邪神と遭遇したことで、狂気に満ちた絵を描くことに妄執する20代前半の女性画家、
曰く、『この絵は邪神の影響下にあり、不特定多数の目に触れることでその力を増している。この絵を描いた人に会いたい。モデルに会いたい。間違いなく自分と同類だ』と。
困惑しながらスバルに会ったはるかは、普通でいたいなら巧とは離れるべきだとアドバイスされる。
【結】
家事代行の仕事をしていた巧に、何かあったのかと聞かれ、隠しきれずに全て話すはるか。
「それじゃあ、ボクはもう、ここには来ない方がいいですね」
出ていこうとする巧に、思わず伸びる手。
「お願い、私のそばにいて」
掴んだ手に、巧の指が絡む。
手の甲に口付けを落とされ、その日から、はるかの絵だけが世に出るものの、はるか自身の姿を見る者はいなくなるのだった。
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