高木神回想録 ~古の神界を巡る旅~
宗一郎
主人公のプロフィール(設定資料)
✅ 主人公
名前:高木神(高御産巣日神)
高御産巣日神は、神産巣日神と同一神説を採用する。この高木神に事故で記憶を無くしたG.C.高木の意識が入り込んでいく。
※高木神は、古事記の中でもヘルプ役をしているのでこの設定。
✅ 主人公の中の人格
名前:Gordon Cedar Takagi(ゴードン・シーダー・高木)
~名付けの由来~
Gordon :スコットランド起源の姓で、元々はスコットランドゲール語で「大きい丘」を意味する言葉に由来。
Cedar :ご神木を杉と仮定。自然信仰と母親との関連。
Takagi:高木神と融合予定のため、同じ苗字を使用。
概略:
日本の神主家系を継ぐ父と、自然信仰を重んじる母を持つハーフ、日本の神話・神道に興味を持ちつつ、母の影響でケルトや北欧の自然信仰・神話にも詳しい、幼少期から両文化に触れたことで、神々や自然への敬意を強く持つ少年に成長。
~ゴードンの人間像の詳細~
① 幼少期~青年期
イギリス育ち、父から神道や日本神話の話を聞かされ、母からケルトや北欧の自然信仰を伝え聞く環境。両文化を跨いで育ったことで、どちらか一方に染まらず、常に「自分は何者か」と考える複雑な自己認識を持つ。学校生活ではイギリス社会に溶け込みながらも、家庭内で語られる神話や儀式に「特別な家に生まれた自覚」を持つ。
② 大学~日本渡航
思春期に「自分のルーツ」を探す意識が強まり、日本文化を学ぶために日本の大学または大学院に留学。表面上はクールで理知的だが、文化・歴史に関しては熱く語る癖があり、周囲から「不思議なやつ」と思われがち。異文化間のギャップを埋める立場に立つことにやりがいを感じ、父母の影響から学問的アプローチで神話を研究し始める。
③ 性格・信念
基本は冷静沈着、物事を論理的に捉えるが、神話や自然を前にするとロマンチストな面が顔を出す。「神話は人類共通の文化財産」という考えを持ち、信仰の違いで分断するのではなく、神話を通じて共感を作るのが夢。一方で「運命」や「神の導き」を真剣に信じる心もあり、非科学的なものを完全に否定はしない柔軟性も持つ。
④ 弱点・葛藤
日本でもイギリスでも「純粋な内側の人間」にはなれない「どっちつかず」感を心の奥に抱えている。 高木神との融合で「人間としての自我」と「神の理」を同居させる矛盾を抱え、精神的な不安定さを見せる場面があると魅力的。
⑤ 特技・特徴
英日バイリンガル。学問は民族学・比較神話学が専門。父譲りの神職的作法にも通じ、神道儀式を正確にこなせるが、形式を重んじるか合理性を優先するかで迷うことも。
⑥ 外見
欧州的な彫りの深さに日本人らしい柔らかさを併せ持った顔立ち。年齢は20代前半。長身やや細身。髪は栗色がかった黒髪、瞳はヘーゼル~グリーン系。
✅ 父親(日本人)
名前:高木 神一郎(たかぎ しんいちろう)
~名付けの由来~
高木:高木神との縁を付けるための設定
神一郎:神と関わる家に初めに産まれた男子
概略:代々神主を務める家に生まれ、日本の神話と考古学を研究する学者。神話研究で国際学会に参加し、イギリスに滞在中、大学でアイリーンと知り合い結婚。
~父:神一郎の人間像詳細~
神一郎は、東北の神社の神主の家系に生まれた。さほど大きな神社ではないが、三内丸山遺跡の近くということもあり、小さいころから古代文明と自然信仰について強い関心が有った。祖父から古来の儀式や風習を伝え聞くが、それらは神道よりもアニミズム的な要素が濃かった。
そんな風に育った神一郎は、高校時代には考古学・民族学に強い関心を持ち、地元の遺跡調査などにも参加。 大学進学後は文化人類学を専攻し、東北縄文文化と北方・北欧文化の比較研究にのめり込む。 比較神話学の視点も取り入れ、東北縄文文化と北欧文化に見られる信仰やシンボルの類似点に着目。
神一郎は、卒業後、研究を深めるため、ストーンヘンジなど巨石文化が残るイギリスに留学。 北欧からイギリスにかけてバイキングが徘徊していた時代背景があり、色々解るのでは?と思ったからだ。それに、直接北欧に行っても言葉が解らなかった。英語しか話せないのだから仕方がない。
留学先のゼミでアイリーンと出会い、北方民族の伝承や自然信仰の共通点を語り合ううちに意気投合。 アイリーンの先祖のことを聞くと何故か共感できる部分が多く、これは神々が導いたのかな?と、思うぐらいだった。
交流を深めた神一郎は、いつの間にか、北欧文化の教師というアイリーンと言う存在から、自分に無くてはならない存在へと変わっていった。この気持ちが本当なら・・・お互いに信じあえたら・・・文化の違い信仰の違いを超えて愛し合えたら・・・と思い、結婚を申し込み結ばれた。
✅ 母親(ケルト系スコットランド人)
名前:Eileen Rowan(アイリーン・ローワン)
~名付けの由来~
Eileen:アイルランド系の伝統的な女性名。
Rowan:ケルト文化で神聖視された「ナナカマドの木」由来の姓。
概略:スコットランドの自然信仰やフォークロアを信じ、代々伝わる家系に生まれた女性、大学時代に神道研究のため渡英していた神一郎と出会い、自然信仰を語り合い意気投合して結婚。
母親と日本文化との関係性について (現実の考古学・言語学の分野の考察)
🔹 北方シベリア~アムール川流域を通じて文化や人々が東西に移動していた証拠
🔹 氷期以降、北海道やサハリンを介した交流があった可能性
🔹 アイヌ文化や縄文文化の文様などが、北方民族や北欧先住民(サーミなど)のものと類似しているという指摘 がある。
この話を基に、母親である、アイリーンのキャラクタを設定していく。
~母:アイリーンの人間像~
アイリーンは幼少期から、曾祖母がおとぎ話のように語ってくれた自然崇拝や祖先の言い伝えに強く惹かれ、「この遺跡や神殿跡は遠い昔から在るのよ」と教えられながら育った。曾祖母が大切にしていた神殿跡や遺跡の写真を眺め、北方シベリア~アムール川流域を通じた文化交流や、氷期以降に北海道やサハリンを介した人々の移動に興味を抱くようになった。
成長するにつれ、アイヌ文化や縄文文化の文様が北方民族やサーミなど北欧先住民文化のものと類似しているという指摘を知り、縄文やアイヌ文化と自らの文化との共通点を熱心に調べるようになる。次第に「自分の遠い先祖は、日本列島にルーツがあったのではないか」と夢想するようになり、それを「神の導きによるご縁」だと確信していった。
そんな折、神道研究で渡英していた高木神一郎と出会い、彼が神道や古代信仰に深い造詣を持つことを知って強く興味を抱く。話を重ねるうちに、曾祖母から聞かされていた遺跡や神殿跡と日本の古代信仰や遺跡との共通点を感じ取り、文化的・精神的なシンパシーを深めたアイリーンは、自分の「祖先への回帰」だと確信し、半ば押し切る形で神一郎との結婚に至った。
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