第3話・ライトノベルのような展開

「君達は、ゲームの選択で<はい>を押したんだよ〜!」


 やっぱり、この選択はまちがってたのかもし知れねぇ…


 俺は、そんな後悔をしながら、あの桃花とかいう奴の言葉を信じるしかなかった。


 親友が生き返るかもしれないんだ、俺はアイツのためなら、命でも何でも換えてやる。


「桃花ちゃんよぉ…、そのゲームの話とはなんなんだ?」


 ゲームが、なんなのかも分からないのに、始まってしまわれば、元も子もない。


「聞くより、見た方がいいと思うから〜、そこの君!」


 適当に当てられた小太りな青年は、ステージの上とあげられる。


 桃花は青年の耳に囁いた後、こちらを見る。


「わたしたちはね〜、特別な力を持ってるの〜」


 そう言うと、突如青年の腹に俺と同じように風穴が空いた。


 当然、小太りな青年は死んだ。


 周りは悲鳴は驚愕で色んな声が聞こえる。


「わたしはね、玉弾バレット・ボール『玉を弾にする』ていう異能を持っているわ」


 異能!?なんだそのライトノベルみたいな力は、かっこいいな…!


「わたしたちは、あなた達にこの異能をを使って、ゲームをしてもらいたいのよ」


 ご都合主義にも程があるだろ…


「ちなみにだけど、異能にも種類があるけど、今は時間が足りないから、ご愛嬌よ」


 H × Hの念能力みたいなものなのかな?


「さ、話は終わりよ。右から出口を出て、自分達の部屋があるからそこに帰りなさいね〜」


 とりあえず、自分の部屋とやらに、行くしかない。


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 本当に、此処が俺の部屋になるのか…


 俺は、自分の場所となる部屋の扉の前に居る


 扉を、開けようとすると、中から物音が聞こえる。


 来て早々、空き巣か!?


 そう思いながらも、俺は意を決して、ゆっくりと扉を開け、その先を見ると…


 …美少女が居た。


 しかも可愛い女の子だ。


 こちらに気づいた美少女はなんか言ってる。


「はわ!?え!?あ、すみません!?」


 あちらもかなりパニクっているな。


 何かを思い出した美少女は…


「此処、私の部屋なんですが…」


 へ!?


 マジか、俺が間違えたのか?


 そう思い、確認しても俺の部屋で間違いなかった。


「俺もここが自分の部屋なんですが…」


 運営とか言うやつの計らいなのか、イタズラなのか分からない。


 ていうか、普通に考えても、美少女と同居は無理あるけどな!


 それでも、この美少女との出会いが俺の生きる糧にもなったのは、あとの話

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