『毎回綺麗にして使い続けている愛用枕』/『「いつもあなたが情熱的に口説いてくるせいで……」』/『むっつりスケベ後輩とちっこい……』/『見栄っ張りでちょっぴりおバカ……』/ 『きみとの約束は必ず守るよ』

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「暇だから『より反省する気のない謝罪をしたほうが勝ちゲーム』をしよう」


 俺のベットを占領するバカがそんな遊びを始めた。


「また枕にメイク付けちゃった。め〜んご」

「ふざけるな!」

「おっ! これは私の勝ちかな?」

「……お前が汚した枕、実は男子に売ってた。ごめんな」


 こんな嘘で号泣するなよ。



140字小説『毎回綺麗にして使い続けている愛用枕』



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「辞めてもらえません?」


 1度も話したことのない同じクラスの女子から苦情が入った。


「な、なにを?」

「私のせいなんですか!?」


 微妙に会話が噛み合わない僕たちのやり取りに、教室中の視線が集まる。


「僕たち話すの初めてだよね?」

「そうですよ! それなのになんで毎晩夢に出てくるんですか!!」



140字小説『「いつもあなたが情熱的に口説いてくるせいで……私寝不足なんですよ!!」』



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「恋人を作るなら、どんな素材を使う?」


 そう、恋人に問いかけられた僕。


「……先輩に不満ないですよ?」

「キミのその答えは面白くない」


 呆れたように先輩はため息をついた。


「私なら男気とユーモア。あとスケベ心は不要だね」

「…………前言撤回。体に凹凸を作る脂肪と筋肉は必須」


 互いに拳を構えた。



140字小説『むっつりスケベ後輩とちっこいスレンダー先輩のカップル』



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「わたしの活動報告書! 全部読んでね!!」


 ニコニコ笑顔の彼女から数枚の紙の束を渡された。

 表紙には『わたしの輝かしい軌跡!!』と手書きで書かれている。

 彼女の奇行に呆れつつ、パラパラとめくっていく。


「どうだった!」

「……この報告書通りなら、キミは世界を3回救ったんだ。知らなかったよ」



140字小説『見栄っ張りでちょっぴりおバカなところが好き』



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「この映画のネタバレ禁止だからね!」

「頼まれても絶対にネタバレしないよ」


僕から散々ネタバレをくらってきた彼女が疑ってくる。


「反省したんだ、信じてほしい」

「……わかった」


そして、映画が終わり、彼女を見た。


「……むずかしかった。解説がほしい」

「ごめんね。ネタバレになるから言えないよ」



140字小説『きみとの約束は必ず守るよ』



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