第6話 襲撃、未来を賭けた戦い

 


学院の闇夜に響き渡る警報の音。

叶翔はセレスの手を握り締め、魔力を高めていた。


「紅蓮は必ずここに来る。俺たちの未来を奪うために」


「私たちの絆を信じて、翔!」


 



紅蓮は学院の防壁を強引に破壊し、闇の魔力を暴走させて突入してきた。

その姿はまるで、世界の秩序を破壊するための悪夢のようだった。


 



激突する三者。

叶翔は“選定者”として、未来の可能性を確定させる力を行使。

一方、紅蓮は“非選定因果”を操り、消えた未来を復活させようとする。


 



セレスは“鍵”の力で叶翔の制御を助け、二人は一心同体で戦い続ける。


 



激しい魔法の応酬が学院の廊下を揺るがす。

紅蓮の攻撃は容赦なく、学院の仲間たちも巻き込まれていく。


 



だが、叶翔は己の全能力を駆使し、紅蓮の動きを封じる一瞬を作り出す。


「紅蓮、もう終わりにしよう。この戦いは未来を破壊するだけだ」


 



紅蓮は苦しみながらも、微笑む。


「選ばれなかった未来も、ここにある。

俺たちの存在を無視するな――」


 



戦いは激化し、学院全体が揺れる中、叶翔とセレスの絆が限界を超えて輝き始める。

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