第21話 ミレイさん①(恋焦がれた時間)

 ミレイさんの体は綺麗だった。少し小ぶりだが、形の良い乳房にピンクの乳首がツンと勃っている。

 ウエストは細くそこらヒップラインの曲線が広がる理想的なスタイルをしていた。

 陰毛は、残しているタイプだが、濃いわけではなく、その下に見え隠れする陰部は寧ろ興奮を掻き立てた。

 髪はロングで、茶髪とは違う自然な栗色をしている。

 整った顔立ちは、街で見かけたらハッとするような美人で、黒い瞳に長いまつ毛は見つめると目が離せなくなり吸い込まれるようだ。

 何度見ても美しい。かと言って冷たい美人ではない。穏やかに微笑む様子は天女がいればこんな感じなのではないかと想像させる。


 全裸のミレイさんを前にして、興奮もそうだが、嬉しさが込み上げてきた。


「会えて本当に嬉しい。前に会ってからまだそんなに空いてないけど、ずっと会ってなかったようだ。」


口数の少ないミレイさんは、軽く微笑んで、洗い場に俺を誘導した。

 前の店では、結構長く勤めた割に洗体もぎこちなかた娘だが、新しい店ではしっかり仕込み直されたようだ。

 不慣れな感じが好きだったがというのは本人には内緒にした。

 その後、お風呂に入ってイチャイチャした。湯船で抱き合ってキスをし、おっぱいを触りながらあそこを弄ると恥ずかしそうにする姿がとても愛おしく感じられた。


 風呂を出て、体をふきベッドに向かい、キスをしながら彼女を横にし、陰部を弄ると其処はもう洪水のように濡れていた。

 彼女は、俺の背中に手を回し、小さな声で「気持ちいい。」と言って、息を乱している。

 キスの次は乳首を優しく舐め、更に、脚を広げて、手で陰部を広げ、じっと見る。

 ああ、これだ。何度も見て来たが、やっとまた逢えたと言う気持ちになった。


「恥ずかしい…。」と消えるような声で彼女は呟いた。

 構わず、徐に、クリトリスを舐めると、「あ、あ、」と小さな声でよがり始める。

 たっぷりクンニをした後、もう一度キスをしながら、今度は中指で、クリから、膣の中を攻める。

 Gスポットをトントンと軽く叩くように刺激すると、彼女は息を乱しながら、ぎゅっと抱きついて来た。

 中指を更に奥の方へやると、子宮口が降りて来て、ポルチオを刺激できるのが分かる。

 彼女は「いく、いく」を連発し、最後はいっちゃったー」と言って果てた。


 ここで一息ついて、スキンを装着し、いよいよ本番だ。

 俺は女性を気持ち良くしてから本番を迎えるのが好きだった。

 脱力した彼女の股を広げ、ぐいっと硬直した一物を挿入した。

 再び、彼女は「あゝ」と小さな声でよがり始める。

 この時間が最高に気持ちいい。セックスはやはりこうでなくては。一緒に楽しんでこそのセックスだ。

 始めゆっくり突きながら、徐々に激しく突き動かして行く。

 ミレイさんは蕩けたような表情をして、「気持ち良い〜、いく、いく」と繰り返している。

 本音で言うと、ミレイさんは腰が浮いてくる事がない。まぁプロの嬢でそこまで感じてくれる人にはまだお目にかかった事はないが、そう言う意味では、ミレイさんのこの凄いイキっプリにも若干の演技が入っていると思っている。

 でもいいのだ。俺は十分楽しんでいる。嘘を入れてでも、お客さんを満足させようとしてしてくれる姿勢には感謝しかない。


 最後は体位を変え、後ろから攻める。

 後ろからは、お尻の穴もあそこも丸見えだ。

 パクパクと口を開く穴を指で広げ、中をよく見てから舌でもう一度ねっとりと舐め回す。

 目も口も十分堪能したのを見計らい、俺は一物を後ろから差し込み、おっぱいを揉む。

 その後、ミレイさんの腰を持ち、自分の腰をお尻にパンパンとゆっくり力強く打ちつけ、徐々にスピードを上げていく。

 そして一気に激しく攻め続ける。

 「パンパン、パンパン」という大きな音と共に、ミレイさんが、可愛い声で叫び声をあげる。

 「いっちゃうー‼︎」

 俺もその声に同調するようにフィニッシュを迎え、合わせるようにミレイさんも果てた。

 二人とも汗だくで息絶え絶えだ。でも本当に気持ち良かった。最高だ。君が一番だ。

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