婚約破棄された悪役令嬢のスローライフ。辺境で農業をしていたら、いつの間にか溺愛されていました

藤宮かすみ

登場人物紹介

セリーナ・ヴァルドリア(22歳)

本作の主人公。元ヴァルドリア公爵令嬢にして、元王太子妃。内気で心優しい性格を隠し、冷酷な夫リオンの前ではプライドを守るため「悪役令嬢」を演じていた。離婚を機に、亡き祖母の遺した辺境の領地で農業による自立を目指す。土に触れることで、本来の自分と生きる喜びを取り戻していく。


エドワード・グリーンフィールド(26歳)

辺境の村「グリーンヴァレー」で農業指導を行う青年。男爵家の次男だが、平民の母を持つため貴族社会では冷遇されてきた。王立農業学院を首席で卒業するほどの知識と技術を持つ天才。ぶっきらぼうに見えるが、心優しく誠実な性格で、偏見なくセリーナに接し、彼女の挑戦を支える運命の相手となる。


リオン・クラウディウス王子(25歳)

セリーナの元夫で、この国の王太子。セリーナを政略結婚の道具としか見ず、愛人のエリザベスを溺愛していた。セリーナを離婚に追い込むが、彼女が離れて初めてその真価と、自身が抱いていた本当の想いに気づき、深い後悔に苛まれることになる。


エリザベス・ローゼンタール伯爵令嬢(20歳)

リオン王子の愛人。可憐な見た目とは裏腹に、計算高く嫉妬深い性格。セリーナを悪役に仕立て上げ、王子の寵愛を独占してきたが、その幸せは脆くも崩れ去る。


ルーカス・ヴァルドリア公爵

セリーナの父親。娘への愛情はあるものの、家の体面と政治的立場を優先してしまう厳格な人物。当初はセリーナの離婚に猛反対するが、彼女の成功と自立した姿を目の当たりにし、父親としての愛情を取り戻していく。

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