短いエピソード

桜花

第2話 チート能力

 


 前世では100人以上の人を殺した大罪人だった。


 食べること以外の趣味がないくらいに食事がとても大好きな私は、見事に餌につられて捕まり死刑になった。


 だがしかし、私は異世界に転生することができた!


 私は最高についている!


 私のような大罪人を転生させてしまうだなんて、神はとんだ大馬鹿ものだな!


 異世界転生といえばチート能力!


 私にはいったいどんなチート能力があるんだろう。


 期待に胸を膨らませて、いざ確認するが、何かの能力がある気配はない。


 どうやら私にはチート能力は授けられなかったようだ。


 まあ、ないものはしかたない。


 転生できただけで充分だ。


 とりあえず、私は街を目指すことにした。


 神はどうして私を転生させたのか。


 そんなことを考えながら10日ほど経過し、ついに街にたどり着くことができた。


 宿屋に行き、久しぶりの食事に目を輝かせていたが、何故だろう、まったく腹が空

いていない。


ふと違和感を覚えた。


なぜ私は10日間何も食べていないのに腹一杯なのか。


 私は答えにたどり着き絶望した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る