散文詩一季 「春に体調を崩すのは」
春夏秋冬でもっとも病んだ季節は春。春の初めなどまさに。
鹿の痩せ方、森の無残さ、私の鼻水。
季節の変わり目が春、ではない。春は春である。
つまり体調を崩しやすいと言われるのは、はっきりと分かっている人類のおろかさとか、そんなものであるのは明白なのだ。
今年のスギ花粉が酷いのも、クマが急いで降りてくるのも、私の目と鼻が決壊してしょぼしょぼしているのも、花見の時期が忙しいのもそれであるのだ。
春短すぎるのどうなっているんだ。
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