第4話 やたら長いタイトルで、異世界転生して、チートで、ざまぁして、ときどきスローライフする話がランキングを占めている件について
僕はついに、X(@quiet_takeover)を始めた。
とはいえ、別アカウントで昔からXをやっていたので、完全な初心者ではない。
しかも、自慢じゃないが、Xを10年やって——一度も炎上も、バズりもない。
空気。
もしかしたら、プロの空気なのかもしれない。
……それはともかく。
正直、創作者って、こだわりが強くて、変な人が多そうだと思っていた。
だから最初は、だいぶビビっていた。
けれど実際には、創作者たちは思ったよりずっとやさしかった。
SNSをやってよかったと、今は素直に思っている。
ただ、Xのタイムラインでは、毎日のように何かが燃えていた。
たとえば——「片田舎のおっさん剣聖になる」が“媚びすぎ”だの、“テンプレ量産”だの、何かしら話題になっている。
でも、僕はいつもそういうのに疎い。
クラスでカップルができても、最後に知るタイプ。
「え? あの二人、そうだったの!?」って半年後に知る。
だから逆に、ちょうどよかった。
「また何か燃えてるな〜」くらいの距離感で見ていられた。
書いてて、なんだか涙が出てきた。
そんな中でも、僕の作品は、相変わらず、あまり読まれなかった。
でも、ある日。
ひとりの創作者さん——ジュン・ガリアーノさん(@SSkuj1L0W475133)の投稿が目に入った。
「WEBで受ける作品と、紙で受ける作品は違う」
確かに……!!?
カクヨムのランキング上位を見ていると、やたら長いタイトルで、異世界転生して、最強で、ざまぁしていて……時々スローライフしている。
なんだか僕が知っている「小説」とは、だいぶ毛色が違う。
「これって一体、なんなん?????」
そんな違和感が、はじめて輪郭を持った瞬間だった。
思わず、「僕も、現代社会に警鐘を鳴らすような重い作品を書いてるけど、全然読まれません」と引用RTしたら、ジュンさんがリプをくださった。
それだけじゃなく、作品を読みに来てくれて、応援をくれたのだ。
「スナック作品が流行っているけど、あなたの作品は本物。きっと誰かに届く」
そして、DMでも、そんな熱いメッセージをくれた!
ジュンさんは、いつも熱い人なのだ。
温度で言うならたぶん42℃くらいある。
あの夜、僕はまた筆を折ろうとしていた。
でもその言葉のおかげで、救われた。
——僕にとっての恩人。
間違いなく、そう言える人だ。
Xにはそんな奇跡みたいな出会いがあった。
それにしても、ランキングの上位を占める、あの「やたら長いタイトル」の話。
——本当に、一体何なんだろう?
次回は、その話をしたいと思う。
***
ちょっと刺さるものがあれば、★をぽちっと頂ければ。
https://kakuyomu.jp/works/16818792436296886191
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます