第16話「神、八百神と白菜で戦う」

〜町田スーパー戦争、勃発〜


◆1◆「八百神、名乗る」


ロピア青果売り場。

白菜山の前に立つ白エプロンの女性――その正体は…


🧅八百神(やおがみ):「この地の八百屋を守護する者。

買い物袋は無限収納、特売日は属性強化される。現役主婦。」


→白菜を一目で見て「これは“来てる”白菜」と言い当てる。

→周囲に謎のオーラ、白菜が光る(演出過剰)





◆2◆「神、白菜の“目”を読む」


ベスも負けじと真剣モード。


ベス「白菜の“霊脈”を読むには、

外葉ではなく、芯の太さ…それこそが運命を左右するッ(#^ω^)」


→ベスの手が触れると白菜が反応し、

神ネットで「白き龍白菜・SSR認定」が降りる。


→観音様(遠隔モニタリング)「やば…まさか町田であの白菜出るとは…」





◆3◆「白熱!白菜の仁義なき戦い」


→白菜山を挟んで、八百神とベスが静かなるカゴバトルを開始。


→周囲の買い物客が「戦争じゃん…」とざわつく


🛒ベス:白菜×1、ネギ(槍形)、もやし(補助)

🛒八百神:白菜×1(レジェンド級)、特売ミカン×6、豆腐(守備)


→途中、試食コーナーで一時休戦、二人して豚汁飲みながらうまいうまい言う。





◆4◆「決着、白菜の眼力対決」


勝敗の決め手は――“目利き”


→2人の選んだ白菜をカットし、中の霊脈を確認。


→ベスの白菜:美しい霊脈、芯がギュッとして黄金のオーラ

→八百神の白菜:甘み最高、霊脈ぶ厚く、芯に「八」の形


→審査員(なぜか出てきた魚屋の大将):

「どっちも優勝じゃダメかな…?」


→結果:引き分け&意気投合!


→八百神「うち来る?甘酒あるよ」

→ベス「行く(#^ω^)」





◆5◆「イエス、モーセちらりと登場」


その頃――

天界のグループチャット『旧・人類計画会議(既読152)』


✝️イエス「ベスってさ…“右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ”って言った時、

“馬鹿なの?うちの孫?馬鹿!!”って返してきたよね……」


🕎モーセ「律法が泣いてる(#^ω^)」


🪷釈迦「またあの子バズってるよ、“白菜の芯で悟りが開ける”とか言って…」


👼ガブリエル「ちょっと町田、今監視強化するわ」






🛒ラスト◆「白菜鍋と猫さんと」


その夜。町田の部屋。


→猫さんとベス、買った白菜で鍋を囲む。


→ベス「今日は“命の気配”がある白菜だったよ。戦友、って感じ」


→猫さん「買い物で戦うな」


→ベス「でも美味しいね。地球に来てよかったなぁって思う、たまにだけど」


→猫さん「……そういうのは、もっと毎日思ってくれ」


→ベス「(#^ω^)……可愛くない孫だねぇ」


→2人、ほかほかの湯気の中で、ちょっとだけ笑う。








🌀次回予告(第17話)


「神ファミリー、動き出す」

天界の親戚たちがザワつき始める!?

イエスは説教で、モーセは石板で、釈迦は黙って見守る。

ベスを“実家に帰還”させようとする陰謀勃発!?

猫さんを“婿候補”としてマジ審査!?




ベス「家族会議とか無理!!絶対帰らん!!」


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