No.6 Noble級 教官の一日
密着許可が降りた…
その教官はアインズ(男性、Noble級、教官、怖いが面倒見が良い性格)
密着当日…
アインズ「おはよう。今日はよろしくな」
少し元気がなさそうに言う
アインズ「君…体力には自信はあるか?」
腰に手を当てて聞かれる、(カメラマン頷く)
アインズ「そうか…。覚悟しておけよ、今日は特に嫌な予感が止まらないからな」
〜朝食後〜
アインズが急に立ち上がる
アインズ「…今日は一段と早いな」
アインズが荷物を持ち部屋を飛び出して行く(カメラマンは必死に追いかけています)
〜Lord級エリア:禁止区域〜
アインズが向かった先は「Lord級エリアの禁止区域」である。アインズが到着する
アインズ「…今日1番は誰だ全く…」
建物上から様子を見ると…
ディズ「きゃはっ♪ねぇねぇ!迷子ちゃんなのぉ?迷子なのぉ〜?」
ディズがテンションMAXでcivil級を追い詰めていた(アズ:男の子、普段は元気いっぱい。今は酷く怯えている)
アズ「あ…あ…ディ、ディズ様…」
今にもディズに襲われそうになっている
アインズ「チッ…まずいな」
急いでアズの元に降り立ちアズの襟を掴みディズから離す
ディズ「あっれぇ〜?邪魔が入っちゃったぁ〜♪」
一瞬固まったが、すぐに狂気的な笑みに戻る。だが、ターゲットはアインズに変更された。
ディズ「邪魔するのぉ?でもぉ〜、貴方の方が絶望させ甲斐がありそう♪」
背筋がゾクッとしたアインズだが、一切表情や雰囲気に出さない。堂々とディズに近づく( アズは後ろでカメラマンと一緒に待機する)
アインズ「すみませんが今日の所は引いてもらえませんか?…代わりとしてこれを」
落ち着いた口調でディズに交渉材料を差し出す。
ディズ「んん〜?これなぁにぃ〜?」
興味津々で教官に近づく
アインズ「これは同期が集めていた"標的の絶望集の本"です」
落ち着いた口調で話し続けるが、ディズとの距離はほぼゼロである。
ディズ「わぁぁ✨」
ディズが夢中で絶望集を眺めている間。そっと教官が言う
アインズ「ディズ様、アレの代わりに受け取ってくださいますか?」
しれっと決断を迫るように言う
ディズ「うん!いいよぉ〜♪私はこれの続き見たいからばいばぁ〜い♪」
鼻歌を歌いながらスキップし帰るディズを見てアインズは肩の力が抜ける。
アインズ「はぁ…うまくいったな…」
アズの方に振り向き、無言で襟を掴み教官室に足早に向かう。(カメラマンはディズの狂気で半分意識なしだが、撮影はしてる…まさにカメラマン魂)
〜教官室〜
椅子に腰掛け足を組みアズを床に正座させて見下ろすアインズ
アインズ「アズ…言い訳はあるか?あるなら聞いてやるが」
落ち込み放心状態のアズをじっとみる。
アズ「あ…えと…申し訳ありませんでし…」
遮るように
アインズ「謝罪はいらん。何故禁止区域に入った」
威圧感をだす。
アズ「…み、見てみたくて…でも、教官から聞いた話とは…かなり違って…」
呆れた表情でアインズが
アインズ「あぁ、そうだろうな。だから日頃から言っているだろう?Lord級には"近づくな"と」
そこから3時間にわたる説教をし、念のためアズは2ヶ月の間隔離と定期カウンセリングを受けさせる。
アインズ「はぁ…今回は早めに見つけられたからな、そんなに精神異常はないが…油断は禁物だな」
深くため息をつきながら、他教官と情報を共有し1日を終える。
〜アインズの自室〜
アインズ「今日は他の教官から聞くに、アズの他に3名が禁止区域に迷い込んだらしい」
カメラマンに話しかける
アインズ「しかもだ、3名中2名は重症、1名は死亡だ。それぞれフレア、ラディの2名に会い重症、ラスに会い喰われ死亡だ」
アズの他に3名が禁止区域に入っていた。アインズはため息をつきながら
アインズ「今日はどうだったか?疲れただろう、帰って休め」
〜密着終了〜
カメラマンは最後にこう書いた…
「Lord級は周りの人を『人』だと思っていない」
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