殺し屋エレンとセツナ
なぎさセツナ
第1話 エレンとセツナ①
標的の前に現れた殺し屋エレン。
(エレン)
あなたに聞きたい事がある。
(セツナ)
なんですか?
エレンは深くため息をつき、手にした小さな写真を見せる。
(エレン)
この人は私の夫で、10年前に殺された。
こっちの人は以前所属していた組織のボスで、私を人質として利用する為に暗殺者を差し向け、夫を殺した。
(セツナ)
そうなんだ。
(エレン)
私は組織を抜け、潜伏していたが、やっと彼の居場所を突き止めた。
(セツナ)
どこなんです?
エレンは表情を引き締める。
(エレン)
それは教えるわけにはいかない。
(セツナ)
ボクも協力します。
エレンは眉間にしわを寄せる
(エレン)
断るわ。
これは私一人の問題だから。
(セツナ)
一人じゃ無理です。
だからボクがサポートします。
(エレン)
見習いのあなたが?
(セツナ)
もう一人前ですよ。
(エレン)
信じられない!
(セツナ)
人は成長するんですよ(ニヤッ)
(エレン)
じゃあ、腕前を見せてもらう。
本当に一人前なら、使えるかも知れないからな。
(セツナ)
任せて!
(エレン)
で、依頼料はいくら欲しい?
(セツナ)
依頼料は要りません。
お姉様の役に立ちたいだけですから。
一瞬驚いた表情をしたエレン。
しかし、すぐに落ち着く。
(エレン)
依頼料が要らない?
(セツナ)
ええ、ボクはお姉様の役に立ちたいだけですから。
苦笑いするエレン。
(エレン)
そんなわけにもいかないな。
(セツナ)
なら、終わったら、何か奢ってください(微笑み)
(エレン)
あゝ、分かった。
でも、何故そこまで?
(セツナ)
ボクは昔、お姉様に救われました。
今こそその恩を返す時だからですよ。
(エレン)
ずいぶん昔の事を覚えているんだな、言われるまで忘れていたぞ。
(セツナ)
あはは。
でも、ボクを地獄から救ってくれたのはお姉様ですから。
(エレン)
そうか。
まぁ、それは分かった。
では、作戦を考えよう。
(セツナ)
はい、お姉様。
数時間後、目的地に到着し、周囲を確認する。
(エレン)
どうやらボスはあのビルの中だ。
警備はかなり厳重だな。
(セツナ)
警備はボクが、お姉様はボスを。
(エレン)
分かった、じゃあボスをお前が、警備は私が(ニヤッ)
(セツナ)
逆です!お姉様!
(エレン)
しっ!見つかるぞ(ニヤリ)
コケて音を出さなかったのは褒めてやろう。
(セツナ)
お姉様(涙目)
(エレン)
ははは、では行こうか。
(セツナ)
はい、お姉様。
ビルの内部を進むと、敵とはどうしても鉢合わせになる。
(エレン)
気をつけろ。
(セツナ)
お姉様、危ない!
一人の男がナイフで襲いかかるが、エレンは軽やかに回転してかわし、足払いでその場にひっくり返した。
さらに二人飛び出してきたのに対し、今度は胴を蹴りつけて吹っ飛ばす
その後、敵を上手くかわし、ボスの部屋へ。
ドアノブに手をかけると……
(エレン)
ボスの部屋だ、準備はいいか?
(セツナ)
はい!
(エレン)
よし行くぞ!
ドアを開けると、中から弾丸が次々と飛んでくる。
(エレン)
伏せろ!
(セツナ)
おっと!
机を盾に身を隠しながら、ミニマシンガンを乱射し応戦する。
(エレン)
クソッ、多いな!
(セツナ)
ボクが囮になる、お姉様はボスを!
(エレン)
何を言っている!危険すぎるだろう。
(セツナ)
大丈夫です。
ボスはお姉様が倒さないと意味がないですから。
それに、その為のボクです、ボクが盾になります(微笑み)
(エレン)
なっ……まぁ、良いだろう、しかしくれぐれも気をつけろ。
生きて戻らないと許さないからな。
(セツナ)
はい、お姉様(微笑み)
部屋全体に向けて発砲しつつ、カバーしながら突入するエレンとセツナ。
(セツナ)
ボスです!お姉様!
ボスらしき男が拳銃を構えるが、エレンはすかさず投げナイフでそれを弾き飛ばす。
残るはボス、本人だけだ。
(セツナ)
危ない!お姉様!
またしても邪魔が入る。
エレンは反射的に身を翻して避ける。
そのまま素早く距離を詰めて肘打ちで男を沈め、次いで別方向からの襲撃にも対処する。
(エレン)
大丈夫だ!
エレンが再びボスに近づいたが、ヤツはデスクにあるレバーを引いた。
すると壁が開き、そこから新手が現れる。
(エレン)
まだ居るのか!
(セツナ)
護衛は任せて、お姉様はボスを!
またも弾丸が乱射される。
二人は即しゃがんだが、床に何かの影が映った。
(セツナ)
どういう事?
(エレン)
これは……罠だ!
ボスの方を見ると、既にエレベーターで逃げようとしている。
(エレン)
追うわよ!
(セツナ)
はい!
エレンはエレベーターに走り、ボタンを連打して叫ぶ。
しかし、ボスはエレベーターで降下している。
(セツナ)
階段です!お姉様!
(エレン)
よし!急ぎましょう!
(セツナ)
はい!
建物から飛び出したエレンとセツナ。
ボスの車に乗ろうとする姿を見つける。
(エレン)
追跡よ!
(セツナ)
はい!
エレンは運転席に滑り込み、キーに手を伸ばそうとした。
その時、手首に痛みが走る。
(セツナ)
大丈夫ですか?お姉様。
血が滲む傷口に視線を落とし、舌打ちする。
(エレン)
やられた……
(セツナ)
えっ?
(エレン)
しくじるとはな……
(セツナ)
大丈夫です、私が代わります。
(エレン)
君に運転は任させられないな、仕方ない、私がやる。
君は助手席だ。
(セツナ)
お姉様ぁ〜(涙目)
ハンドルを握り、アクセルを踏み込むと、猛然と相手の車を追いすがる。
(エレン)
行くぞ!
(セツナ)
はい!お姉様!銃撃は任せてください、タイヤを狙います。
(エレン)
いいねぇ、やってくれ。
(セツナ)
はい!
相手の車を追走する形になる。
敵は窓から顔を出し銃撃してくるが、エレンは回避し続ける。
(セツナ)
タイヤ、撃ちます!
銃声が響き渡り、相手の左後輪をバーストさせる。
(エレン)
よし!
(セツナ)
もう一つ!
(エレン)
やるじゃないか!
(セツナ)
はい、お姉様(嬉)
相手の車の挙動が不安定になりながらカーブを曲がるが、こちらが追い越す形で横をすり抜ける。
(セツナ)
エンジンですね!
(エレン)
いいね、やってみ。
(セツナ)
はい!
二度目の撃ち合い。
今度はエレンも銃を取り出し、応戦しつつ、相手の狙撃手を仕留める。
(セツナ)
運転手、いきます!
(エレン)
よし、トドメを刺してあげな(ニヤッ)
(セツナ)
はい!
運転手はセツナによって撃ち抜かれ死亡する。
相手の車はコントロールを失い、路肩に激突し、停止した。
(セツナ)
やりました!
(エレン)
よくやった!
ようやく一息ついた二人は車から降り、相手の車に歩み寄る。
(エレン)
死体確認だ、生きていたら容赦しない。
(セツナ)
はい。
しかし、ドアを開け、中を覗き込んでも、そこにボスの死体は無かった。
(エレン)
なんでだ!?
(セツナ)
どういう事?!
(エレン)
この死体、見覚えがある……
(セツナ)
誰です?
(エレン)
かつて共に任務を遂行していた男だ、どういう事なんだ?
(セツナ)
裏切り?
(エレン)
おそらくそうだ。
あそこで私達を仕留めて、自分達だけ逃げ延びる計画だったんだろう。
(セツナ)
なるほど。
エレンは奥歯を噛み締める。
(エレン)
許さない!絶対許さんぞ!
(セツナ)
もちろんです!
しかし、問題はそれだけではなかった。
車に乗り込んだ時に気がついた傷が、しかも毒が……
(セツナ)
お姉様、解毒薬です。
エレンは自分の腕に注射器を当て、素早く注射する。
(エレン)
よし、これでなんとかなる。
(セツナ)
はい、お姉様。
(エレン)
さてと……ちょっと拷問して情報を取るか。
(セツナ)
そうしましょう、お姉様。
生きていた男を引きずり出す。
男は意識朦朧としており、エレンは男の服を剥ぎ取る。
(エレン)
おい、目ぇ〜覚せ、聞きたい事がある。
(セツナ)
こうすれば起きますよ。
そう言うと、セツナはその男の小指の爪を剥ぎ取った。
(エレン)
しぶといな、もっとやれ。
それでもダメなら耳か鼻を削いでしまえ。
(セツナ)
はーい、お姉様♡
セツナが爪を四枚剥ぐと、男が呻き声を漏らし始め、ようやく目を開ける。
(セツナ)
はぁーい♡
男は必死で暴れようとするが、既に手足を縛りつけている。
(エレン)
目が覚めたかな?聞きたい事があるんだが、教えてくれるか?
(セツナ)
足を刺したら素直に吐く?(ニヤッ)
(エレン)
良いねぇ……試してみようか?(ニヤリ)
(セツナ)
はい、お姉様♡
セツナが短剣で男の足を刺すと、男は悲鳴をあげた。
(エレン)
どうだ、吐く気になったか?
(セツナ)
まだ喋らないんだ、じゃ、耳、落とすか(ニヤッ)
(男)
やめてください、お願いします!……話します……
(エレン)
私らを襲撃した奴らはどこへ行った?
(セツナ)
ねぇどこかなぁ……ちん●刺されたい?
エレンの表情が険しくなる。
(エレン)
なんだ、まだ懲りないのか。
でも、そんな簡単に死ねるとは思ってないよな。
(セツナ)
うーん、どうなんでしょ?お姉様。
(エレン)
なら、もっと効率的な方法が良いかな。
そう言うと、短剣を握り直したエレン。
(セツナ)
となると、アナルにこの鉄筋挿れてみます?(ニヤッ)
(エレン)
良いねぇ……やってあげて(ニヤッ)
(セツナ)
はーい♡
男が断末魔の絶叫を上げるが、容赦なく鉄筋を挿し入れる。
(エレン)
どうだ?
(セツナ)
美味しい?あはは、喜んでますよ、お姉様(笑)
男は悶絶し、意識を失いかける。
(セツナ)
おっとっと……お姉様、水です。
(エレン)
良いねぇ、ぶっかけるか。
(セツナ)
はい、お姉様。
セツナは男に水を叩きつける。
意識を取り戻した男は泣き叫ぶことしかできなかった。
(エレン)
さてと、教えてもらおうか。
(セツナ)
なかなか喋らないですねぇ……ちん●に釘刺しましょう。
(男)
ひいいいいぃぃぃっ!!!!
(セツナ)
なら喋れよ(ニヤリ)
そう言うと、セツナは男のちん●に五寸釘を刺した。
ちん●に五寸釘が貫通する痛みに、男は涎と涙を垂らして喘ぐ。
(男)
やめろおおぉぉぉっ!!やめてくれえぇぇぇっ!!!
(セツナ)
あら?泣きながら涎垂らしてる。
気持ちいいの?変態(笑)
(男)
違う!違うんだよ!(号泣)
(セツナ)
アナルに鉄筋ぶっ挿して、ちん●に五寸釘刺して涎垂らしてんじゃん。
セツナはちん●に刺した五寸釘を捻る。
(男)
やめてください!お願いします!(滝涙)
(セツナ)
ヤダ、ちん●、バキバキじゃん、光悦の笑みまで浮かべてさ(笑)
(男)
嘘だ……助けて……お願いします……
(セツナ)
えぇぇぇっ!!!指、何本か落とそうよ(ニヤッ)
(男)
やめてください!指を落とさないでください……
(セツナ)
なら喋れよ、お姉様に協力しろ!(感情の消えた目)
(男)
分かった……仲間の事は話す。
でもその代わり……
(セツナ)
その代わり?
(男)
命だけは助けて欲しい。
仲間に裏切られているのは、俺だけじゃないんだ!他にも何人も居るって……
だから、どうか命だけは……
(セツナ)
分かった。
(エレン)
約束するんだよ(笑)
(セツナ)
はーい♡お姉様♡
(男)
良かった…………ありがとう……本当に…………
(セツナ)
早く喋れよ、気が変わらないうちにさぁ(ニヤッ)
(男)
仲間達は、隠れ家にこもっているはずだ。
具体的な位置まではお互い教えていない。
街道を進み、山岳地帯に入ったところの左手にある小さな湖で……
(セツナ)
それで?
(男)
そこから山を登り、丘を見つけたら、その丘を回り込み、さらに森へとはいれば、その最奥にある古い廃墟が集合場所だ。
3日に1回、今なら明日、生存確認に集まるんだ。
周りには罠が仕掛けてあるから注意が必要だ。
(セツナ)
分かった、ありがとう。
じゃあ、約束ね、死ね(ニヤッ)
セツナはちん●に刺していた五寸釘を捻り、ちん●を捻じ切った。
(男)
ひぎあああぁぁっ!!
(セツナ)
約束は破る為にあるからね(ニヤリ)
(男)
うっ……嘘を……
(セツナ)
ついたよな?因みに、まだ間に合うよ(ニヤッ)
(男)
えっ?
(セツナ)
本当の事を言えば、お姉様が助けてくれる。
(男)
ホントか!本当に仲間達の居場所を教えれば……
(セツナ)
私じゃない、お姉様が約束するんだからね。
エレンはため息をつく。
(エレン)
確かに私はお前に嘘は言ってない。
約束は守るつもりだ。
(セツナ)
嫌なら嬲り殺すけどね。
(エレン)
君ときたら、いつの間にそんな性癖になったんだ?(ため息)
(セツナ)
あはは(笑顔)
(エレン)
まぁ良い、とりあえずお前は私達を裏切ろうとしたから、こういう目にあうんだ。
このまま苦しみ死ぬのか?もう終わりにしよう。
男は吐いたが……
(セツナ)
じゃあ、殺します?
ガソリンも灯油もありますよ?セメントも。
(エレン)
どれでも良いが……何か考えでもあるのか?
(セツナ)
ガソリンで焼いてからセメント漬けなんて素敵♡
(エレン)
ほぅ、それは面白いな。
ではそうするか。
(セツナ)
はい、お姉様♡
エレンはガソリン缶を持って近づき、男に浴びせかける。
(エレン)
炎上した時、どんな声で絶叫するか聞かせて欲しいな。
(セツナ)
そうですね、良い声で鳴いてね、お兄さん(ニヤリ)
(エレン)
よし、燃やすか。
(セツナ)
はい♡
エレンがライターで火をつけると、男は一瞬で炎に包まれた。
(セツナ)
裏切り者、1人片付きましたね。
(エレン)
あゝ、最後に"ありがとう"と呟いたな。
(セツナ)
あれで助かっても、まともには生きていけないですよ(笑)
エゲツないな、お前。
(エレン)
よし、では次に向かおうか。
(セツナ)
はい。
エレンが荷物を整理し、準備をしていると、突然銃声が響き渡った。
エレンは素早く反応し、身を伏せて周囲を警戒する。
(エレン)
伏せろ!
(セツナ)
はい!
(エレン)
敵だ!隠れろ!
(セツナ)
ヤバっ!
(エレン)
建物の中に避難するんだ。
(セツナ)
はい!
(エレン)
敵襲!伏せろ!
(セツナ)
はいっ!って実は魔法使えるんですよ。
【サンダーアロー】
(エレン)
は?魔法なんて信じないが……えっ?なんだ?雷が……
(セツナ)
ねっ♡
(エレン)
信じられない……君は……
(セツナ)
あはは。
(エレン)
私は君を甘く見ていたようだ。
(セツナ)
だから戦力になりますって、お姉様♡
(エレン)
それはもちろん充分すぎるほど分かったが、敵はそれなりに強力だ、油断するな!
(セツナ)
はい!
(エレン)
どうやらあの集団と関係があるようだな。
(セツナ)
あの、ですか。
(エレン)
先ほどの男から情報を得てからまだ時間が経ってないというのに、敵が迫ってくるなど……
やはり奴等は相当慎重に、慎重すぎるほどに動いているな。
油断は許されないな。
(セツナ)
そうですね、あまりに反応が早いですね。
(エレン)
この辺り一体に、奴等の手下が潜伏している可能性があるな。
(セツナ)
そうですね、探索してみます。
【サーチ】
(エレン)
なんだその"サーチ"というのは?
(セツナ)
探索魔法ですよ、ほら、今表示しますね。
(エレン)
あ、あゝ……
二人の目の前に地図が現れる。
(エレン)
ふむ……どうやら南東の森に奴等の手下が潜伏しているようだ。
おそらく君の正体にも気づいているのではないか?
(セツナ)
それで向かってくるなんて、良い度胸だよ。
全属性使いで、魔力は無限って知らないんですね(ニヤッ)
(エレン)
全属性使いか……その力をコントロールできるかどうかは心配だが……
君を甘く見ないようにしなければならないな。
(セツナ)
あはは、任せてください、お姉様♡
(エレン)
この調子でいけば、恐れをなして逃げ出すに違いないが……
しかし、用心するには越した事はない。
油断するなと前置きはするが、私は君を信じている。
(セツナ)
はい、ありがとうございます、お姉様♡
(エレン)
よし、行こうか!
(セツナ)
はい!お姉様!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます