【累計30万PV感謝】スキルゲーム脳でダンジョンを駆け巡ります!!

アスチェリカ

1章ゲーム脳って何だよ。

プロローグ日常は何時も唐突に壊される。


「あー……このゲームも大体やり込んだし、

しばらく良いかな……。」

暑い夏の日朝っぱらからゲームをやりこん

でいるのは新堂涼花しんどうりょうか……つまり俺である。

高校最後の大事な受験勉強期間にゲームをやり散らかしているが、こんな大事な時期に待望の新作シリーズを出してきたゲーム会社が悪いんだ、俺は悪くない。

社会人だって有給とってまで新作ゲームやり尽くすでしょ?

あれといっしょいっしょ。

それにやっとゲームをやり尽くして満足

したから勉強に集中出来るし……ね?

 

…………残りの日数?2日もないが?

……きっと冬休み期間の俺がなんとかしてくれるさ。

そうして現実から目を逸らし先延ばしに

し、そしてその現実が少しでもマシになる様に勉強でもしようとしていた所……


「ん…?な…に?」


それは一瞬だった。

何かの強烈な違和感が頭の中を駆け巡る。

俺の直感が叫んでいる、ここは何処だと。

何処だと???ここは自分の家に決まっている。

バイトしてマンションを借りて1人暮らしし

ている自分の家だ……それは分かっているのに……

空気感が全く違う。周りを何処をどう見ても自宅だ。自宅に違いない筈………なのだが……

まるで【自分の部屋が何処か別の場所に飛ばされた】

ような…………

だがそれはすぐに勘違いだと気付く。

 

「……え?」


急に回りが何も見えないほど真っ暗になり、足場の感覚が無くなり抵抗も出来ず落下していく。

そうして涼花は気付く。

【自分の部屋が何処か別の場所に飛ばされ

 た】のではなく、【自分の部屋が何かに呑

 まれた】のだと。


そうして涼花は何かに呑まれ、意識を失った。

 

 

 


  

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