【選考26】『男女グループで旅行に行ったら、旅館の部屋が一緒だった』(著:遠藤孝祐)
≪エントリーNo.37≫
【作品名】『男女グループで旅行に行ったら、旅館の部屋が一緒だった』
【作者名】遠藤孝祐
【作品へのリンク】https://kakuyomu.jp/works/16818792438207486120
「それでいい。何か議論をしたいわけでも、この結論から話を広げたいわけでもないのだから。」
この空気感わかります。なんか、すごくしっくりくる。
私も、何か結論をつけたいわけでもなく、とりとめもない話題をしゃべるの好きですね~。
「木々の欄干」は「木造の欄干」とかのほうがしっくりくるような?
「部屋に額に傷パッドを巻いたおじいさんに案内され、旅館の一室に向かう。」
ここは「に」が続くので、
「額に傷パッドを巻いたおじいさんが案内してくれて、ぼくらは旅館の一室へ向かう。」
とか「へ」や「が」で言い換えると、すっきりします。
「それでもなぜか、潮風は感傷に染みるよう。」
ここの表現だけだと、自身が独り身であることに対する感傷なのか、ヤダちゃんへ向ける淡い期待に対する感傷なのか、まだ読み取れませんねぇ。どっちだろう?
「けれど、車で追い越していく風景のように、どんどん過ぎ去っていく。」
ここの描写はいいですね。心情とマッチしていて。
なんと、マリモは小学生だったのですね!
これは敢えてミスリードさせたかった……?
読み返してみれば、「雛の巣立ちを促すように」とか「マリモはニャオハが好き」とか、ヒントになりそうな描写もありますね。
でも、ちょっと人との距離感をつかむのが苦手で精神年齢が低いか年下の女性、とも読み取れるので、違和感がなかったです。
「ちゃんとご飯が食べられて、うちに帰れば家族がいる。それだけで――幸せなんだ」
この価値観は、すごく共感できる。
私も、生きていられるだけで幸せだと思う人間なので。
これは、祖母から「あんたは幸せなんよ」と言われて育ったおかげだと思っています。ばあちゃん、ありがとう(*´∀人)
……って、私のエッセイじゃないですね、はい。
全体的な空気感は好みでした。何か大きな出来事が起きるわけではないけれど、大人になった友情の間に見え隠れする本音を、あれこれ想像できて楽しかったです。
主人公のヤダちゃんへの想い、しっかり伝わってきました!
うん! 彼女をつくれば、気にならなくなるよ!!(笑)
初恋とは違うけれど、なんとなくずっと心の中にくすぶって消えない想いというの、実はすごくわかります。
恋を成就させたいわけではなくて、その時の自分の想いをずっと大事に抱えていきたいような気持ち。
たぶん私も、この主人公と同じ状況になったら、同じことを感じるだろうな。
主人公とマリモのその後も気になりますww
(歳の差カップル好き♡)
「男女の友情は成立するのか」という結論については、賛否両論ありそうですねw
私は……う~ん、どうだろう(゜-゜)
それをテーマにした小説を書きたくなりました♡
まぁ素人の言うことですので、あまり真に受けないでくださいね。
ご参加いただき、ありがとうございました(*ᴗˬᴗ)
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