【選評4】『手の中の妖怪』(著:異端者)

≪エントリーNo.4≫

【作品名】『手の中の妖怪』

【作者名】異端者

【作品へのリンク】https://kakuyomu.jp/works/16818792436230978801


 おお、これは昨今話題のAIについての作品ですね。

 とても興味深いです。


 親の財布からカードを抜くシーンは、ひやっとさせられますね。

 一人称で主人公の考えがよく伝わってくるので、大変共感できます。

 中学生あるあるですね。


 これは……ホラーだな!


 おおっと、とうとう親にバレてしまった!

 

 なぜ「KUDAN」なんだろう、と思っていたら「件」という妖怪がいるのですね。

 なるほどです。


 最後は、AIや悪質な課金を促すスマホアプリに対する警告、不穏な終わり方がいいですね。


 欲を言えば、うまくまとまっているため、意外性に欠けます。


 読者は、説教臭い内容を避ける兆候があるため、途中で「ははん、これはAIへの依存に注意しろ、というアレだな」と察しがついてしまいます。


 むしろ主人公をどん底に突き落として、読者に「こうはなりたくないな」と考えさせる手法はありかな、と感じました。


 例えば、スマホを怒りに任せて壊すのではなくて、家出して盗みをしてまで課金する……というAIへの依存性を表現してみるとか。


 まぁ素人の言うことですので、真に受けないでくださいね( ˊᵕˋ ; )💦


 私自身、ホラーを書いたことがないので、大変勉強になりました。


 ご参加くださり、誠にありがとうございました(*ᴗˬᴗ)

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