地雷プロフィールで釣ったら、ガチ恋モンスターが爆誕した件

べすこ

第1話:地雷プロフィールで釣ったら、ガチ恋モンスターが爆誕した件


「双子座・O型・ネズミ年。悪魔とグラビアアイドルとヘビーメタルが好きで、スルメ系の魅力って言われます」




……え?


出会いはmixiだった。

きっかけは、とある「彼女募集」コミュニティをふら〜っと覗いたときのこと。


見渡せば、

「安定した仕事してます」とか、

「趣味はカフェ巡りと映画」とか、

どこをどう切っても**"まともなプロフィール"のオンパレード**。


──それが急に現れるわけですよ。


この!地獄からの申し子みたいな!プロフィール!


『悪魔』『グラビア』『ヘビメタ』の三段オチに、

とどめの「スルメ系の魅力」って自称!

※ちなみにスルメ系って自分で言うやつ、だいたい地雷(偏見)


でもなぜか、

「うわぁ、やばそう」と思いつつも──


気づけば指が勝手にメッセージを打ってた。


「はじめまして、マイミクになりませんか?」




何これ、私、地雷を自ら踏みにいってない?

てか、何の罰ゲーム?


だけど、返信は意外にも普通だった。


「どうも。マイミクOKですよ〜」




へぇ、ノリは軽いタイプか。

けどまだ油断できない。こういうのが一番怖い。


とはいえ私は、

「OL事務です☆」ってプロフィールに盛りまくった

元・風俗嬢(バリバリ現役時期もあったけど)。

お互い様というか、Win-Winというか、

地雷と地雷が出会った瞬間だったのかもしれない。


こうして──

私と“猫さん”の、クレイジーで、ちょっとラブい物語が始まったのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る