世界で暮らして。

クールペンギン

階段。

階段は、上りはじめる前に、その階段の全体像を把握していたとしても……階段を、俯いて上って行った場合……いつ、その階段を上りきる事ができるのかと……足元ばかりが見ているから……その階段の先にある、上の階が見えていない……。

だから…その先が見えてなかったりして…上の階に辿り着くのが…まだかな…と…思ったりもする……。

それでも…上って行く事ができたなら……階段を、上って行くのが目的ではないから……いつかは…その先にある…ひとくぎりのゴールにも……辿り着けるのかもしれない……。

とはいえ…本当のゴールなどというものは……本当は…世界中のどこにも……存在しないのかもしれない……。


上って進んで行く先は…どこまでも…どこまでも……。


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